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福岡アジア美術館:新収蔵品展2016-2019年(ゲスト:五十嵐理奈さん)

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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  4月28日日曜日、GWに突入した平成最後の放送は、 「 福岡アジア美術館 」から「新収蔵品展2016-2019年」を特集。アジア美術館の新たな収蔵品にまつわる、ヒストリーをひも解いていきます。 近現代のアジア美術というテーマに基づきコレクションされた 今後50年、100年先まで人に伝えていきたいという思いで、収蔵を決めた作品の数々。 今回はツアー形式で学芸員の五十嵐理奈さんにご紹介いただきました。 美術品の中には、その作品をお持ちのコレクターが、自分の手元で、少数の人の目にしか触れないというより、多くの方に見ていただきたいという理由から、 美術館に預け、時々表に 展示される作品もあるそう…… ここ数年の収集は、特別企画展の出品作品を収蔵しているとのこと。 昨年番組でも紹介した「闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s」からも、 新たにコレクションが加わりました。 闇に刻む光で展示されていた作品の他にも、アジア美術館が収蔵している版画作品もあり、 今回はそれらもご覧いただけます。 また、アジア美術館では、アジアから美術作家や研究者を招へいする レジデンス事業 も行っています。 レジデンス(アーティスト イン レジデンス) とは?も、三好Pがやさしくわかりやすく紹介をしてくれましたよ。   この4月から作られた「あじびレジデンスの部屋」では、 2015年から2018年の間に福岡に滞在した作家の作品が展示されています。 なんと!トリエンナーレを含めると、これまでに100人以上の作家が福岡に滞在、制作をし、作品が生まれてきたそうです。 収蔵できないような作品も映像にまとめてあるので、ここで見られるのは、嬉しいですね。 美術館のコレクションがどうやって増えていくのか? 知らなかった仕組みもわかった今回の放送。 番組の最後では 「 ふくおか応援寄付 」 の話題にも…… ...

出光美術館 門司「長谷川等伯と水墨画」学芸員解説編(ゲスト:田中伝さん)

毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、 共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  今週は、出光美術館 門司で開催中、「長谷川等伯と水墨画」の学芸員解説編をお届けします。 出光美術館 門司 。この番組で特集としてこそ、取り上げたことはなかったのですが、 メッセージをくださる数々のリスナーさんの 「行ってきました!」 「行ってきました!」 の声に、ようやく、OCOVスタッフ   出光美術館 門司  行ってきました! 満を持しての潜入となります! 主任学芸員、田中伝さんに出光美術館について、 そして「長谷川等伯と水墨画」お話しを伺いました。 門司港のレトロな駅を抜けていくとたどり着く美術館は、清潔感のあるきれいな美術館。 出光興産、創業の地、門司で公開・伝承する美術館として、2000年に開館。 当初、建物は倉庫を改築した建物だったそうですが、展示環境の改善と、地震などの災害対策も考え、2016年10月にリニューアルされました。 「海賊とよばれた男」のモデルとしても有名な、出光佐三氏(出光興産株式会社創業者)のコレクションと、佐三氏に関する資料が揃う美術館です。 「博多の仙厓さん」と慕われた、仙厓和尚が残した禅画 を購入したことがきっかけになり、実業家でありながら、美術品に造詣が深くなったとも言われているそうです。 (仙厓さんと聞くと、急に距離が縮まった気がしてしまいます) 業務を東アジアに拡大、進出していくと同時に、その地の美術品が集まっていった というところに、企業というもののあり方と、コレクションは切っても切り離せないと田中さんはおっしゃいます。 今回の長谷川等伯の水墨画展については、 中国から伝わってきた水墨画のあれこれを解説いただきました。 色がない分、タッチと濃淡で奥行や、広がりから感じられる、 空気感が楽しめるのが水墨画の良さ。 名前しか知らなかった長谷川等伯という人が、 どんな革...

「ひろかわ新編集」ってなに?(ゲスト:彌永裕子さん)

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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、 見つかる、共有できる!カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 今週は、地域興し協力隊、彌永裕子さんをお招きして、 八女郡広川町の「 ひろかわ新編集 」についてお話をうかがいました。 広川町の魅力を発信している「ひろかわ新編集」は、他の地域創生のプロジェクトとは、「ど~も何か違うな」と感じている三好P。 八女と久留米の真ん中あたりに位置する広川町について聞いていきます。 「ひろかわ新編集」は、足元にある宝ものに気づき、紹介する方法を、みんなで考えながら発信していっているプロジェクトです。 広川にはフルーツや久留米絣の織り元など、たくさんの宝ものがありますが、 そんな住んでいると見過ごしがちなあれこれを、 改めてじっくり見回し、外部のプロフェッショナルの力も借りつつ、 再編集していく活動をされています。 組み合わせを変えたりしながら、 外からの視点で、自分たち自身が面白がりながら、実験している。 SNSなどで発信している、「ひろかわ新編集」の動きは、 三好Pがしっとするほど ”いい!” そう(笑) アトリエや、ゲストハウスなどの使い方を発信したり、 町に新しい刺激を吹き込もうと、広川町に滞在して作品を制作するアーティストレジデンス(HIROKAWA CREATORS HUB SPECIAL)も先日開催されました。 韓国出身の映像やCGなどの技法で表現するアーティスト YALOO を迎え、 さらに、福岡を中心に活動するアーティスト、ミュージシャン、ファッションデザイナーたちが広川町に足を運び、YALOOとともに、この土地や暮らしの豊かさを表現しました。 元々住んでいた方々も協力、応援してくださり、 アートという手段を通して、街の人が一緒になにかを成し遂げ、 一体化する、アートを使ったコミュニケーションを実現させたイベントになったようです。 ・・・・・・・・・ 町のことなら何でも知っている”やよいさん” ...

「FACT/Fukuoka Art Culture Talk 」とは何だったのか最速事後レポート(ゲスト:中村弘峰さん)

今週は、FACTプロデューサー、博多人形師の中村弘峰(なかむら ひろみね)さんをお迎えして、 「FACT/Fukuoka Art Culture Talk 」とは何だったのか⁉︎最速事後レポートをお届けします。 毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 さて、 そもそも「FACT(ファクト)」とは? F=福岡(Fukuoka) A=アート(Art ) C=カルチャー(Culture) T=トーク(Talk) 文化芸術について考える団体。 福岡で生まれる、文化芸術を身近に感じてもらい、伝え、つなげていくプロジェクトです。 このFACTのキックオフ企画としてのトークイベントが、先月22日(金)と23日(土)に開催されました。 FACT/Fukuoka Art Culture Talk  ■3月22日 「失われゆく日本、湧き上がる福岡」 湿板光画家で、日本文化研究者のエバレット・ブラウンさんを大濠公園能楽堂へお迎えしての対談。 ■3月23日 エルガーラホール|「人生×デザインを知る」 「アート×ブロックチェーンを知る」の2本 福ビル| 「歴史×デザインを知る」 「まちづくり× Fukuokaを知る」の2本 中村さんには、FACT誕生の経緯。そして、キックオフイベントはどんなものだったのか、をお聞きしました。 ------------- 都市として経済的発展を遂げている福岡ですが、 文化面で他の大都市に比べ、遅れを取っているのではないか。 これからの都市の成熟に欠かせないのは「文化」ではないのか。 ならば、 福岡の文化・芸術を盛り上げていこう! と、始まったこのプロジェクト。 さまざまな分野で活動する、写真家、人形師、建築家、ダンサー、陶芸作家などの若手表現者たちが、5つの会場で「文化とはなにか」を、そこに精通した方々に、それぞれ聞く というトークイベントでスタートしました。 文化とは? 文化はなぜ大事にしないといけないのか? という...

福岡市美術館リニューアルオープン記念特集第4弾!「インカ・ショニバレCBE: Flower Power」学芸員解説編

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毎週、日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 3月最後の放送は、福岡市美術館リニューアルオープン記念特集第4弾! 福岡市美術館 オープニング記念展より、今回は「インカ・ショニバレCBE: Flower Power」学芸員解説編をお届けします。 日本で初めての個展となるインカ・ショニバレCBEというアーティストについて、そして展示作品について、担当学芸員の正路佐知子さんに解説いただきました。 「アフリカンプリント」と呼ばれる、鮮やかな色と柄を持つ布を使った作品が印象的なインカ・ショニバレCBE。 (CBE/Commander of the Order of the British Empire:大英帝国勲章の5つの階級のうち3番目のCommander-司令官の称号) ナイジェリアにルーツを持つ、英国を代表するアーティストです。 このアフリカンプリントの歴史や、アフリカとヨーロッパの商業の歴史、人の交わり。 なぜこれを使って表現しているのかなど、インカさんの言葉を交えてお話しいただきました。 今回、福岡市美術館での個展を記念して、桜をモチーフとした新作が登場! 日本で初の個展ということで、桜を選んで制作されたそうですよ。 その美しさと強いメッセージを感じる作品群に魅了されます。 -------------------------------------------------------------------- 絵画・映像・写真・造形アート、すべてが美しく引き込まれる、インカ・ショニバレCBEの世界。今回の展示は、ここ福岡でしか見られません。 桜舞い散る大濠公園を臨む、福岡市美術館で インカ・ショニバレの美しい世界をのぞいてみませんか。 福岡市美術館リニューアルオープン記念展「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE: Flower Power」 は、5月26日(日)まで開...

福岡市美術館リニューアルオープン記念特集第3弾!「これがわたちたちのリニューアル」トーク

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今週は、リニューアルオープン直後の福岡市美術館にお邪魔しました。 『福岡市美術館 リニューアルオープン記念:4週連続総力特集』第3弾!! 毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 今回のリニューアルに携わった、学芸員の岩永悦子さん、鬼本佳代子さん、 そして福岡市美術館“中の人”吉崎謙作さんに、休館中の動きや、リニューアル準備で大変だったことなど、普段あまり表には出ないことをお話しいただきました。 まず、3人それぞれ、今回の「リニューアル推しポイント」を語っていただきましたが…… ―中からも、外からも、大濠公園を行き交う人と近くなった、 より開かれた美術館になったこと。 公園側から直接入ることができる新しい出入口ができたという 建物の変化が、中で働く私たちの気持ちの変化にもつながりました。(岩永さん) ―生まれ変わったキッズスペース。出来上がるまで、長い長い道のりがありました。 安心、安全、しかも楽しく、そして実用的なスペースにするために譲れないポイントを練り練った結果、素敵な空間ができあがりました。(鬼本さん) あれ?学芸のお二人がコレクションや展示室のことをお話しにならない…… ではでは、美術館の“中の人”、吉崎さんは? ―異色の広報活動で、福岡マラソンでテントを立てて、 ダリのイラストのTシャツを着て、リニューアルのチラシを配ったりしました(笑)  美術館に日頃来ていないという方でも、缶バッチを渡すと喜んでくれたり…… 改めて、自分たちには当たり前のことでも、知られていないことが多く。 こういう方々にどう伝えいくかを常に考えさせられました。(吉崎さん) ―美術館には、作品の展示を見る来るだけではなく、アートスタジオや、ホールもあります。みなさんの施設ですから、もっと活用していただきたいです!(吉崎さん) クロージング期間中、外に美術館の体験を持っていく「アウトリーチ」の活動や、 他の美術館に貸し出していた...

福岡市美術館 リニューアルオープン記念展特集第2弾!「これがわたしたちのコレクション」

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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! 「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 さて、先週に引き続き3月21日(木)にリニューアルオープンを控えた 『福岡市美術館 リニューアルオープン記念:4週連続総力特集』 第2弾!! 今週は、学芸員、近現代美術担当、山口洋三さん、 古美術担当、後藤恒さんのお二人をお迎えして、 福岡市美術館のコレクションについて分かりやすく教えていただきました。 黒田家の秘蔵の茶入れとして有名な「博多文琳」を始め、 少し見ただけではよくわからない、古美術作品についてのエピソードは、 聞けば聞くほど、そしてそれを踏まえ考え…… 見れば見るほど「なるほど!」 となります。 古美術に関しては、見ないとわからないもの、 知らないと見えてこないものとがあり、 ある程度の知識を持って見ると、 それが大事にされてきた理由が見えてくるそう。 そして、近現代美術では、みんな知ってる、 あのダリの作家としての話や、作品に描かれているもの話。 美術館の外にある草間弥生の南瓜がなぜ、福岡市美術館にあるのか。 直島の南瓜と福岡の南瓜の関係は!? そしていまや、絵の金額が注目されるバスキアなどなど…… 意外と知らない「わたしたちのコレクション」のエピソードを教えていただきました。 以前見たことがある作品も、少し情報を持ってから見ると、 また違うなにかが発見できますよ。 放送 を聴いてから、ぜひ足を運んでみてください。 番組はRadikoのタイムフリー機能でお楽しみください。 また、この内容はYouTubeでも配信しています。 ♬ 明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」 ✤ ✤ ✤ ✤ ✤ ✤ ✤ そして、引き続き、「これが私たちの理想の美術館」というテーマで みなさまからのメッセージをお待ちしております。 「美術館」にまつわるエピソードや 皆さんにとっての「理想の美術館」 どんなことでもOK! こんな美術館があったらいいな...