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〈石〉を通じて国東の自然と記憶を呼び覚ますアートツアー『石の部屋』(anno lab 代表 藤岡定さん)

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2月20日は、ゲストに anno lab(あのラボ) 代表 藤岡定さんをお迎えして、国東の自然と文化の記憶を呼び覚ますアートツアー『石の部屋』をご紹介します。 +++++ 毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えしています。  +++++ 3月5日-6日に開催される〈石〉をメディアとしたアート作品を通じて大分・国東の自然と文化の記憶を呼び覚ます 『石の部屋』ツアー 。  企画・ガイドをつとめるanno labの藤岡定さんにお話をお聞きしました。 以前この番組でもご紹介した 、2020年に大分県豊後高田市の長崎鼻にオープンした「不均質な自然と人の美術館」は、anno lab(あのラボ)によるインスタレーション作品が常設される美術館です。その美術館に新たな作品が追加されます!そして作品発表に伴い、国東の自然と文化を深く体験できるアートツアーが実施されます。 「不均質な自然と人の美術館」について▶ 藤岡さん「アーティストが、建物を建てるところから、作品を作ることができる機会はなかなかないと思うので、貴重な、素晴らしい機会をいただいたと思っています。」 藤岡さん「花とアートの岬「長崎鼻」にデジタルアートの施設を……と市の公募があったのですが、美術館をつくるとき、国東半島は、秘境のような自然の美しい場所にあるので、自然魅力、自然とのつながりを思い出させてくれるような、そういうものを目指しました」 美術館がオープンした後も、国東半島の自然や人々と深く関わり、改めて見つけられたのが、この地に根付く石の文化だそう。国東にはあらゆる場所に石の存在がありますが、そこで、国東の石が伝える文化の入口となる作品をつくれないかと考え生まれたのが、今回の『石の部屋』だそうです。 『石の部屋』が生まれた経緯、美術館に来館されたお客さまの感想で印象的なものや、国東の地の、他に類を見ない魅力など、たっぷりお聞きしています。 〈石〉を通じて国東の自然と記憶を呼び覚ますアートツアー『石の部屋』 anno la

未来の雑居ビルの未来 プロジェクト「シリーズ木霊Ⅱ 草野貴世ー紺屋の明後日」

2月13日は、紺屋2023の401号室で開催中の展覧会  「 シリーズ木霊Ⅱ 草野貴世ー紺屋(こうや)の明後日 」をご紹介しました。  +++++ 毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えしています。 +++++ この展覧会を企画された「とかげ一座学芸団」羽鳥悠樹さんと、アーティストの草野貴世さんをゲストにお迎えして、展覧会開催の経緯や本展の内容を詳しくお聞きしました。 会場の紺屋2023は、福岡・大名の紺屋町に建つ築約50年のビルです。ビルはリノベーションされ、2023年までの期間限定プロジェクトとして、「未来の雑居ビル」をテーマに、様々な要素が雑居しています。 これまでには、アートディレクター関係の事務所、ギャラリー、アジア美術館のレジデンスに参加するアーティストの滞在場所として、様々な活用をされてきました。 インタビュー前半では、学芸員の羽鳥さんに、この展覧会「シリーズ木霊」をやることになった経緯。福岡市美術館学芸員、福岡アジア美術館学芸課長を務められた後、九州大学大学院教授として教育・研究活動を続けられた、アジア美術シーンの超重要人物である後小路雅弘先生が収集した研究室書籍が収蔵されているという「とかげ文庫」のお話。 シリーズ木霊Ⅰ「記憶をめぐる4つの物語」の牛島光太郎さんの展覧会や、この後の予定のお話などをたっぷりお聞きしました。 そして後半には、「シリーズ木霊Ⅱ 草野貴世ー紺屋の明後日」の草野さんに、今回の展示に至る経緯、テーマ、作品についてお話いただきました。 藍染めや、藍染めを生業とする人々をモチーフに制作している草野さん。 福岡の紺屋の町の一隅で、その町やほかの地域の「紺屋」や藍染めの歴史に触れながら、藍の植物と藍染の関係、藍の葉を加工し発酵させて染料にする「建て染め」の発酵の不安定さ。不安定な状態で色を出すというのが藍染めの職人の仕事で、不安定さのすばらしさ、美しさに興味を持ったことなどお聞きしました。    ※紺屋は、江戸時代に染め物屋、もしくは、その店

福岡アジア美術館『ヒンドゥーの神々の物語』(学芸員 中尾智路さん)

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2月6日の放送は、現在開催中の 『ヒンドゥーの神々の物語』 を、福岡アジア美術館学芸員の中尾智路さんをお迎えして、第1章から順にその見どころを解説いただきました。 ===== 毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー情報番組 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまたパーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えしています。  ===== 《 福岡アジア美術館 チラシ画像より》 ―三好P 改めて言いますが、 アジアの近現代美術を系統的に収集する世界で唯一の美術館 なんですよ!福岡アジア美術館は。凄い所なんです!! その福岡アジア美術館で開催中の 『ヒンドゥーの神々の物語』 。破壊と創造の神シヴァ、変幻自在な神ヴィシュヌなどのヒンドゥーの神々は、古くから、神話と共に伝えられ、人々の熱烈な信仰を集めてきました。この展覧会では、古くはインダス文明の出土品から始まり、近年のポップカルチャーにいたるまで、ヒンドゥーの神々のイメージの変遷を古代から現代まで紹介しています。 一度では見切れないほどのボリュームで見ごたえ満点!(満点どころではないらしい笑)かつ初めて聞く固有名詞やキーワードが多い本展。中尾さんに、第1章から順にご紹介いただき、わかりやすく解きほぐしていただきました。 三好Pは、これからヒンドゥーの神々を一つずつ掘り下げていって、自分の“推し神”を決めたいそうです笑 ぜひ中尾さんの解説をお聞きになって、展覧会へ足をお運びください♪ ◆◆◆◆◆ 会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリー 期間:2022年1月2日 (日) 〜 2022年3月29日 (火) 関連イベントなど、 こちら をご確認ください。 放送後1週間は、radikoのタイムフリー機能でお楽しみいただけます。  また、この内容はYouTube・ポッドキャストでも配信しています。   ■ Podcast    ■ YouTube    ■ Twitter  ←次回ゲストをお知らせしています   *******  発信局:LOVE FM( http://lovefm.co.jp/ )  放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀