投稿

7月, 2020の投稿を表示しています

『あじびヘアカタログ』バーチャルギャラリーツアー(福岡アジア美術館)

イメージ
7月26日は、久しぶりの美術館特集! 福岡アジア美術館で開催中「 あじびヘアカタログ 」展を、オンラインで福岡アジア美術館、学芸員の柏尾さん、石橋さんに館内を紹介していただきます。 番組初のバーチャル美術館ツアーです! ====== この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  ====== 今回は、アジアの珍しい髪形、髪を通して社会の歴史を知る、作品の人物たちの「髪型」に着目しながら所蔵品約40点を紹介する展覧会。 ヘアスタイルを通してアジアの文化や多様性に目を向けていきます。 柏尾さんお気に入りの作品の前から、登場する人物の髪形にまつわるエピソードを聞く、バーチャルツアーをスタート!! 中国の辮髪(べんぱつ)や、スリランカの作品、中央にいる男性が髪を剃っているのは、後のブッダ(シッダールタ王子)だとか、インドの女性は髪を切らないので、成人女性は長いとか...... 作品を前に柏尾さんの解説を聞きます。 髪というモチーフが、いろんな歴史、世界を感じさせてくれます。 また、絵画だけではなく、様々な外国の文化が入ってきたことから変化していった髪形がわかる、たばこや映画の宣伝のためのポスターもあります。 そして、ツアーの最後には、印象的な作品が登場。 「髪と女性と社会」のコーナーから、インドネシアで伝統的に作られる籐細工の作品です。 モチーフは、女性のまげである「コンデ」(今でいうウィッグのようなもの)。決まった形に結われていて、これにより出身地、既婚・未婚などがわかるようになっているそうです。 髪形で女性を識別する、カテゴライズするという乱暴さがありながらも、インドネシアに残る美しい伝統で、今でも、結婚式など伝統的な衣装を着るときは、この「コンデ」が用いられることがあるそうです。 今の時代、とても考えさせられる作品ですね。 ―柏尾さん「髪を通して見ることで気づかされることがある。ただのヘアカタログ展ではなく、なにか考えることが、心に残って帰ってもらえたら

「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」特集(ゲスト:最果タヒさん)

イメージ
この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。   今週は、現在福岡市・天神イムズの館内の インスタレーション展示 と、同じくイムズ8階の(番組ではおなじみ)三菱地所アルティアムにて開催される 『最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』 について、最果タヒさん、ご本人に独占インタビューした模様をお届けしました。 《最果タヒ展 メインビジュアル-三菱地所アルティアムHPより》 【詩人・作家 最果タヒプロフィール】 2006年、現代詩手帖賞受賞。第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。 その他、様々な著書があり、作品は小説、エッセイ集多岐にわたります。 2018年に太田市美術館・図書館での企画展に参加、2019年に横浜美術館で個展開催、HOTEL SHE, KYOTOでの期間限定のコラボルーム「詩のホテル」オープンなど、幅広い活動が続きます。 放送では、最果さん、ご本人について。詩や言葉について、そして今回の展示についてお聞きしました。 こちらからの質問へ、お答えなる言葉、ひとつひとつの表現があまりにも素晴らしく、ともやすさんも、三好Pも二の句が告げず、ただ、もうウットリしてしまう場面が何度もあったという充実のインタビューです。 まずは、意外な詩を紡ぐようになったきっかけや、ご自身の詩に触れた方々の感想からお聞きしました。 ―最果さん  最初、一番びっくりしたのは、同じ詩でも、人によってポジティブに受け取る人、ネガティブに受け取る人がいて、とらえることが全然違っていて、それは面白いと思いました。 読むって行為って、一方通行的なイメージを持たれがちですが、私の中では、読む人の好きな言葉とか、こういう風に見えるという、能動的な行為だと思っていたんです。詩を読んだ感想をもらうことで、やっぱりそうなんだなと思うことが多くなりました。 詩を読んだ人のその人自身の詩に生まれ変わっている、その人が読むことによって、自分の詩

文具&雑貨カルチャー(ゲスト:(株)ハイタイド広報尼田真理子さん)

イメージ
7月12日(日)は、手帳をはじめとした、文具・雑貨メーカーである、福岡の 株式会社ハイタイド から、広報の尼田真理子さんをお迎えしてお届けします。 --------- この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  --------- 雑貨カルチャーはこの番組では初めて! 雑貨・文具って、”カルチャー”ととても密接したものではないか!?という思い立ち、福岡ではおしゃれで有名な、 ハイタイド の広報、尼田さんに、アレコレお聞きします。 入社前から、身の回りのあれもこれもハイタイドの商品だった……というのが、後からわかり、実はずっとハイタイド・ファンだったんだなという尼田さん。 福岡・白金の店舗、ハイタイドストアでは、自社ブランドの文房具の他、こだわりのドリンク、軽食も提供、毎月の様々なイベントなど、自由な展開をしていると言います。 < ハイタイドの歴史、詳しくはこちら > ロサンゼルスにも出店していますが、品質がよくリーズナブルというといことで、直営店ではないものの、ヨーロッパ、アジアでも販売されているそうです。 日本の商品をそのまま販売しているので、手帳など、日本の祝日がそのまま載っているそうですよ。 身近な存在の文房具ですが、使うたび、目に入るたびに、ちょっとうれしい気持ちになるような、そんなアイテムを作るようにしているそうです。 近年、スマートフォンが一般化し、”手帳に予定を書く”ということから、遠ざかっているよいうに感じますが、手帳の文化は今も続いているということ。 未来の予定を書くという使い方だけではなく、記録を残す(献立や勉強、体調など)という使い方をしている人もいるそうです。 ハイタイドでは、使い方、時代に合わせて、新しいフォーマットの手帳を作ったり、SNS上で新しい使い方をしているユーザーさんを知り、それを商品開発に生かしたりもしているそうです。 他にも、ロングセラー商品や、宇美八幡宮の中の和菓子屋「季のせ(ときのせ)」とコラボした「 たび

「福岡の新世代クリエイターの映像作品に見つけた“福岡らしさ”の正体」(映像作家リチャードさん)

イメージ
7月5日(日)は、映像作家リチャードさんをお迎えして、福岡の今の音楽・映像シーンについて、ディレクター野村氏の事務所(作業場)からお届けします。 この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 先日、ミュージックステーションに出演したばかりの福岡出身のミュージシャン、 Rin音 のミュージックビデオをはじめ、福岡の新世代の映像作家として活動するリチャードさん。 リチャード氏を推薦してくれた、この番組の野村D曰く、彼の映像作品は、「すごく福岡っぽい感じ」があるそうで、その『福岡っぽさ』てなんだろう?という興味から深掘りしていくロングインタビューです。 ミュージシャン、映像作家、モデル、トラックメーカー、イラストレーターなどのクリエイティブが集まり、チームという形で活動する『complex』の一人でもあるリチャードさん。それまでは、アーティストとは、個人で才能を競い合い、切磋琢磨して戦いあっているのだと思っていたそうです。 あるアーティストをきっかけに、チームでアーティストとして、世界で戦っているというのがかっこいいなと思ったのが、『complex』の始まりだと言います。 (あるアーティストも放送ではお聞きしています) ーリチャード  個人だと一方向しか見えないものを、チームだといろんなやり方ができるし、いろんな場所に手を伸ばして、さらに横のつながりも増える。 ”面白いこと”しかないと思って(笑) 変わったやつらが集まって凸凹を埋めれば、世界に立ち向かえるんじゃないかと。 ソロで活躍できる、いわゆる天才にも立ち向かえるんじゃないかって思っているんです。 チームで、世界で活躍できたらかっこいいなと思って。 リチャードさんの活動についてお聞きしたところで、話は、『福岡っぽさ』に迫っていきます。 ―三好P  ディレクターの野村くんが「リチャードくんの作品、なんか福岡っぽいんですよね」って言うんですよ。僕も作品を拝見して、福岡っぽいと感じたんですが、その福岡っぽさ