「福岡の新世代クリエイターの映像作品に見つけた“福岡らしさ”の正体」(映像作家リチャードさん)

7月5日(日)は、映像作家リチャードさんをお迎えして、福岡の今の音楽・映像シーンについて、ディレクター野村氏の事務所(作業場)からお届けします。


この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、
「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 
明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。

先日、ミュージックステーションに出演したばかりの福岡出身のミュージシャン、 Rin音のミュージックビデオをはじめ、福岡の新世代の映像作家として活動するリチャードさん。
リチャード氏を推薦してくれた、この番組の野村D曰く、彼の映像作品は、「すごく福岡っぽい感じ」があるそうで、その『福岡っぽさ』てなんだろう?という興味から深掘りしていくロングインタビューです。


ミュージシャン、映像作家、モデル、トラックメーカー、イラストレーターなどのクリエイティブが集まり、チームという形で活動する『complex』の一人でもあるリチャードさん。それまでは、アーティストとは、個人で才能を競い合い、切磋琢磨して戦いあっているのだと思っていたそうです。
あるアーティストをきっかけに、チームでアーティストとして、世界で戦っているというのがかっこいいなと思ったのが、『complex』の始まりだと言います。

ーリチャード  個人だと一方向しか見えないものを、チームだといろんなやり方ができるし、いろんな場所に手を伸ばして、さらに横のつながりも増える。
”面白いこと”しかないと思って(笑)
変わったやつらが集まって凸凹を埋めれば、世界に立ち向かえるんじゃないかと。
ソロで活躍できる、いわゆる天才にも立ち向かえるんじゃないかって思っているんです。
チームで、世界で活躍できたらかっこいいなと思って。

リチャードさんの活動についてお聞きしたところで、話は、『福岡っぽさ』に迫っていきます。

―三好P  ディレクターの野村くんが「リチャードくんの作品、なんか福岡っぽいんですよね」って言うんですよ。僕も作品を拝見して、福岡っぽいと感じたんですが、その福岡っぽさの正体を、当人を目の前にして、今日は暴いていけないかなと。
今、20代くらいの人たちにおける福岡っぽさ、なんとなく共通項としてある、あの感じがなんなのかを、今回のインタビューで、言語化して伝えられたらと思ってます。

―野村  今まである福岡らしさ、福岡っぽさに引き寄せていっているわけではなくて、そこからさらに先にあるものという意味の『福岡っぽさ』ではあるですよ。

―ともやす  福岡の人が撮っている、夜の街だな感じました。
違う土地のクリエイターが「福岡と言えば、やっぱり夜の街だよね」と言って、撮った風には見えなかったんですよね。福岡で生きている人たちが「わかる、わかる」ていう感じがしたんです。

―リチャード  あえて、メインストリートを映さないっていうのもこだわりです。
観光客が知っている所っていうのは、あんまり……
たまに、アーティストさんが求めていて、わかりやすいところを出したりというときもありますが、でも、任せますと言われたときには、街の本質が見えると言うか、街中から人間味が見えてきたらいいなと。そのキャラクターが、その街に本当に住んでいそう、ていうのが、映像中で大事で。
そこが、映像作家として、ずれてはいけないことかなと思っています。


*****

ーリチャード  日本のクリエイティブ、主語がでかい(笑)が、底上げできる時代だなと思います。
昔見たいに、選ばれた人だけがミュージックビデオを撮る時代じゃなくなってきている。
若い人が活躍できる時代になった、そこはいい時代だなっと思っています
後はもうやるだけ!

《番組で紹介した映像作品はこちら》


 新世代の福岡クリエイターの感性を垣間見ることができるインタビュー。
『福岡っぽさ』がどういう風に生まれているのか。
『福岡っぽさ』のわけは、ぜひradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
また、この内容はYouTube・ポッドキャストでも配信しています。 

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発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/) 
放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部     
福岡局76.1MHz 北九州局82.7MHz 福岡タワー局 82.5MHz      
パーソナリティ:佐藤ともやす        
放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30

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