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桜井祐の編集術と長崎アートプロジェクト「じかんのちそう」(ゲスト:TISSUE inc.桜井祐さん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、 共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  +++++ 今週のゲストは、福岡と東京を拠点に、アートやカルチャーに関連したメディアをはじめ、幅広い分野の編集とディレクションを行うTISSUE.incの桜井祐さん。 数年前に東京から、福岡へ移住してこられた桜井さんですが、今の福岡の街の特徴も関西弁でズバスバ指摘。番組前半では、博覧強記&超ロジカルに、ご自身の編集哲学などを楽しく聞かせていただきました。 ―桜井さん  東京オリンピックが決まったころだったんですが、終わったら、きっとクリエイティブ業界も不景気になるだろうし、一箇所に住むのも飽きてきたし、もういいっかな?と思って。「飽き性」なんですよ(笑)それで、福岡へやってきました。 ・・・・・・ 後半では、現在キュレーターとして取り組んでいる「長崎アートプロジェクト」の展示企画についてお聞きしました。 ------ 長崎アートプロジェクトとは 市民の皆さんがアートを身近に感じ、触れ親しむことで、心豊かな暮らしを実現することを目指して、2010年度から毎年、開催場所や作品を変えながら実施している長崎市の事業です。国内外で活躍するアーティストを長崎市に招いて一定期間滞在してもらい、市民の皆さんと一緒に、作品の制作やワークショップを実施するなど、アーティストと市民がコミュニケーションを取りながら、アートに触れる機会を創出する取り組みをしています。 ------ 桜井さんには、過去の「長崎アートプロジェクト」のことも聞きつつ、今年、新しく生まれ変わった企画についてご紹介いただきました。 地元の人たちの声をくみ取りながら、作品ができるまでのプロセスも、このプロジェクトのひとつとして考え、2年という期間で取り組んでいます。 ―三好P  このプロジェクトの最終的な目標、評価指標といういいますか、どんな風にお考えですか? ―桜井さん  アートプロジェクトを、そもそもどういうものとしてとらえるか、ということがすごく大事で、

「DOMANI/明日展 2020 plus online」(ゲスト:アーティスト 山内光枝さん編)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、 共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  先週に続き 、 若手芸術家の海外研修を支援する、文化庁新進芸術家海外研修の成果発表の展覧会「DOMANI/明日展 2020 plus online」を特集します! 今年は、新型コロナウイルスの影響で、国内外の展覧会や芸術祭が、次々に延期・中止になる中、急遽オンライン企画展を開催することになったというお話を、先週、キュレーターの林さんにお聞きしました。 今週は、この展覧会に出展されている、福岡在住の作家、山内光枝さんをお迎えして、これまでのご自身の活動と、今回の展覧会について伺います。 潜水漁を営む女性など、海を生業の現場とする人々に注目し、繰り返し現場を訪れ、海女さんになって(本当はなってないです・笑)、出会いや体験から生まれる表現を発表している山内さん。 その方たちが生きている呼吸のリズムを、体で理解するために、必ずその場に行き、そのリズム感やダイナミズムをどういう表現媒体にしたらいいのか、というところから創作が始まっていくそうです。 放送では、今回の「DOMANI・明日展」をオンラインで実現するまでの経緯や、作品を表現する手法、作品に込められた思いなどをじっくりお聞きしています。 「DOMANI・明日展 plus online 2020」 (10月11日までしかみれませんよ) ぜひ作品を見ながら、 Podcast でお楽しみください。 最後に山内さんに、オンラインで発表ができるようになったことについてお聞きしました。 ―山内さん  コロナ禍で、実は発表の機会が増えてるんですよね。オンラインと実際の展覧会と。 今、ひとつひとつ、この状況の中で、形というのはひとつじゃない、常に変わっていいんだというのを実感しながら、それを実験しているような状況です。ですから、いろんな試みに手を出して、発表していきたいと思います。それで、自分の表現にさらに磨きがかかっていけばいいなと思っています。 ------------ この

「DOMANI/明日展2020 plus online」(ゲスト:キュレーター林洋子さん編)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  ***** さて、今週は、「DOMANI/明日展2020 plus online|文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たち」を特集します。 展覧会のキュレーター、文化庁・芸術文化調査官の林洋子さんに、東京からオンラインで出演いただきました。 1998年に始まった、日本の文化庁が運営する、若手芸術家の海外研修を支援する、文化庁新進芸術家海外研修制度。 毎年、美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術等、メディア芸術の各分野における新進芸術家の海外の大学や芸術団体、芸術家等への実践的な研修の機会を提供してします。 この研修に参加した、若手美術家による企画展「DOMANI・明日展」を1998年から開催してきました。 これまでの参加者には、美術分野では知らない名前が多いかもしれませんが、演劇だと、野田秀樹さん、野村萬斎さんなどが利用されているそうです。 《 「DOMANI・明日展 plus online 2020」 プレスリリースメイン画像より》 新型コロナウイルスの影響で、国内外の展覧会や芸術祭が、次々に延期や中止になる中、文化庁初の試みとして、オンライン企画展を急遽開催することなったそうです。 ホームページで作品・作家紹介をご覧になりながらお聴きになると、より楽しめますよ♪ 「DOMANI・明日展 plus online 2020」 どういう速度感でこの展覧会を準備され、どういう思いを持って、実施されたかがよくわかり、元気をいただけるお話をたくさんお聞きできました! 放送の内容は、 radiko のタイムフリー機能でお楽しみください。  また、この内容は YouTube ・ ポッドキャスト でもお聞きいただけます。    *******   発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/)  放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部      福岡局76.1MHz 北九州

アジアフォーカス福岡国際映画祭2020 (ゲスト:神保慶政監督)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  さて今週は、9月20日~24日まで開催される、今年で30周年を迎える『アジアフォーカス・福岡国際映画祭』を特集しました! 映画祭のプログラムディレクターでもある、映画監督の神保慶政さんをお迎えして、お話を伺います。 なんと神保監督、映画監督としては、20代の後半から活動し始めたということです。 それまでは、秘境専門の旅行会社にお勤めで、2012年から映画学校で制作を学び、その翌年から監督としてのキャリアが始まったそうです。 2016年に福岡に移住してこられますが、福岡に住んでから、アジアの国々との合作で映画を撮ることが多くなったと言います。 アジアの新作や、話題作を上映する『アジアフォーカス・福岡国際映画祭』。今回は、なんと言っても、タイのアノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督の特集がおすすめ(三好P興奮)だと言います。 世界のアート・シネマを牽引する女性監督ですが、この映画祭にも過去二回参加されているそうです。 新作を含む、長編全3作と福岡のために自選した短編集が上映されます。 映画と言えば黙っていない三好Pイチオシの、知的かつ重層的アノーチャ監督の世界を この機会にぜひ! アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督から、話は同じタイのアノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督の作品に。中から『ブンミおじさんの森』『世紀の光』の2作品をご紹介。 その他には、ベンガルの詩人、 ラビンドラナート・タゴールが作った「タゴール・ソング」 と現代を生きる人々を描く音楽ドキュメンタリー『 「タゴール・ソングス」 』について興味深いエピソードを。 (これらの作品は福岡国際映画祭では上映されません) そして、神保監督が編集を担当された『もったいないキッチン』などの話題に触れながら、”何気ない日常の中に映画的瞬間がある”ということについてお話いただきました。 詳しくは、ぜひPodcastにてお聴きください。→   【LOVE