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ビールは文化!クラフトビールカルチャー特集(ビアソニック 深堀成吾さん)

アートのラジオ5月26日(日)の放送は、クラフトビールカルチャー特集! 福岡市高砂エリアのクラフトビール専門店「BEERSONIC(ビアソニック)」にお邪魔して、オーナーの深堀成吾さんに、今さら聞けない「クラフトビール」とはなんぞやっ!を聞いていきます。 *********** この番組は、毎週日曜の朝にお届けする「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 ***********   さて、今週は、アートの番組でビールの特集とは……どういうこと!?からスタート。 なんでも、このクラフトビール専門店に、この番組がお届けしたい、アートやカルチャーの見方、見え方が詰まっていると、野村ディレクター推しの企画だとか。 「クラフトビール」とは?から深堀さんにお聞きします。 1960年代にアメリカで、普通のビールで物足りなくなった人たちが、ヨーロッパなどいろんな所のビール市場を見て作り始めたのが始まりで、もともとは、 小規模で製造している。 大手メーカーとは違い独立している。 そして、伝統的なこだわりの製法で作っている。 というのが、クラフトビールと呼ばれるものでしたが、 今では、味わいが多様になり、 個性的で、アーティステッィクな職人が作っているのが クラフトビールなのではと、深堀さんは言います。 麦芽・ホップ +フルーツなど他の原材料を入れて もう「これビールなの!?」と言うような味のクラフトビールもあるそうです。 話は日本でのクラフトビールの歴史に移ります。 1994年くらいの地域創生から、地ビールという言葉が広がった、第1次ブーム。 2010年から2012年くらい、海外のビールを飲もうという、ビアフェスなどのイベントで広がった第2次のブーム。 2015年くらいから、大手メーカーも参入し始めて、さらに広がった、第3次ブーム。 そこからじわじわとクラフトビール人気は続いているんですね。 「ビアソニック」

2019年春夏見るべき展覧会はコレだ!(ゲスト:アルトネ 笠井 優さん)

毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  5月19日(日)は、番組2回目の登場! 九州、山口エリアの展覧会情報&アートカルチャーWEBマガジン  アルトネ の笠井優さんをお迎えして「2019年春夏見るべき展覧会はコレだ!」をお届けしました。 前回、笠井さんにご紹介いただいた展覧会は、番組でも取り上げたり、リスナーの方からの「行ってきました!」メッセージでも好評でした。 今回も、皆さんに知っていただきたい情報がいっぱいです。 まずは、開催中のものから ◆ 風景をつくる眼。中原慎一郎が出会ったアート,デザイン,工芸  04/27(土) 〜 06/30(日)   鹿児島県霧島アートの森 インテリアデザインを主に、家具の製造販売、住宅・オフィス・店舗の空間デザイン、直営店展開をする中原慎一郎が影響を受けたデザインや工芸、アート作品、そして鹿児島の若い工芸家たちの作品展示。 霧島アートの森、笠井さんお薦めの自然の中でアートを満喫できる所です。 ◆ ラファエル前派の軌跡     6月20(木)~9月8日(日)まで    久留米市美術館 日本美術がブームの昨今。なかなか『西洋美術ズバリ!』という展示会がない中での西洋美術ファンの皆さまにお薦めの内容。 久留米市美術館は、絵を至近距離で見られるので、他とはまた違う感覚で、味わえるそうですよ♪ ◆富野由悠季の世界-ガンダム、イデオン、そして今  6月22日(土)〜9月1日(日)   福岡市美術館 アニメ界の巨匠、冨野由悠季初めての展覧会。ご本人が、監督という仕事を展覧会で表現するのは不可能だというところを、全国6会場のガンダム好きの学芸員さん達がチームとなり企画。 福岡市美術館を皮切りに全国を巡回します! ◆「室町将軍 - 戦乱と美の足利十五代 -」 7月13日(土)〜9月1日(日) 九州国立博物館   室町時代のこれまでの茶の湯や大和絵を切り口

大竹伸朗「ビル景」:熊本市現代美術館

毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が  わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  5月12日(日)は、 熊本市現代美術館 で開催中、大竹伸朗 ビル景1978-2019特集! 熊本市現代美術館を訪ね、学芸員の坂本さんにお話しをお聞きしました。 1980年代のデビュー以降、絵画を中心に、印刷や音、写真、映像といった多彩な表現で、現代美術をけん引し、エッセイやデザインなどの分野でも活躍する大竹伸朗。 その活動の幅は広く、一言では語れない大竹伸朗の作品の中から、約40年間描き続けてきた、”記憶の中に残るビルのある風景”「ビル景」を集めた展覧会です。 (以前番組でも紹介した、 村上隆のバブルラップ の中にも大竹さんの作品があったそう!) 坂本さん曰く、とにかく 作品数も多い! 物も大きい! と、言うことですが、 その中で今回の展示以外の作品のお話し( 直島のI♡湯 )や、 代表作でもあるスクラップブックが、どうやってできていくのか 大竹伸朗というアーティストにますます興味がわく、お話しが聞けました。 落ちていた傷だらけのまな板も「俺に絵を描かれるのを待っていた」 と言ったり、 道に落ちているチラシでも、ビビッときたら拾って作品にしたり、 古くなった看板を持ってきて作品したり、 という大竹さんの噂が街に広がり 「今度あそこが取り壊されるらしいよー」という情報が集まってくるそうです。 また、絵を描く道具にこだわりがなく、夜景のシリーズは 割りばしで描かれている とか 彫刻のように立体的な油絵ができていく工程や絵の具の質感のヒミツ とか ゆがんだ印刷物が大好物! とか のお話しもたっぷり聞けます。 「ビル景」は、具体的な場所を描いたものではなく、 記憶の中にある風景と、その都市の温度や湿度、騒音などを描き留めたもの。 ビルに、さまざまな街で過ごした思い出や、その土地で暮らす人々の生活を感じた一瞬が、幾重にもレイヤーされている。

福岡学芸員favorite art collection!(福岡市美術館編)

毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 5月5日こどもの日、令和最初の放送です。 10連休はいかがお過ごしでしょうか? 今週は、美術館が所蔵しているアートの意外なストーリーを 学芸員が思い入れたっぷりに語る「福岡学芸員favorite art collection」をお送りします。 美術館は、その施設の方針に沿って様々な作品を収集しているのですが、 みなさん!それぞれの美術館が所蔵している美術品のコレクション展、 案外、なにかの特別展のついでのような感じで見ていませんか? ワールドクラスのとんでも作品がたくさんあるにも関わらず、 数百円で見れちゃうのに!もったいないっ ということは…… まだまだそのコレクションの魅力が伝わってないのではないか!? ならば! その作品を一番おもしろく語れる方に紹介してもらうのがいいのではないか! ということで、美術館の方や、学芸員さんに、作品の紹介だけでなく、感情も込めて語っていただく、この シリーズ ができました。 第1弾は、 福岡市美術館。 染色やテキスタイルの研究をしている自称布フェチ(笑)の学芸課長、岩永さんのマイフェイバリットから「 紫地小花文様更紗(ヨーロッパ) 」をご紹介いただきました。 日本に入ってきた、ヨーロッパ更紗から歴史の潮目が見える…… そして、アフリカンプリントを使ったインカ・ショニバレさんという現代美術家に出合い、その展覧会を オープニング記念展 として催すことになる…… 不思議なつながりも感じられます。 何の変哲もない、まだハサミも入れていない、値札とお店の名前がついているお花模様の色も地味目なたった1枚の布地。 たった1枚の布地からつながる歴史の物語。 ほら、どんな布か見てみたくなるでしょ? そして、主任学芸主事 鬼本さんは、マーク・ロスコ―「無題」 見る度に違う感情が湧きあがる 今日は暗く見え、また違う日は輝いて