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糸島アーティスト イン レジデンス6月展覧会について Studio Kura Resident Artist Exhibitions (ゲスト:スタジオ クラ 松崎博文さん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  ------- 6月28日は、糸島市二丈の スタジオクラ 松崎さんをお迎えして、県外、国外の作家が滞在して制作活動をするアーティスト イン レジデンスについてお話を伺います。 2年ぶり2回目のご出演となる、とても柔らかな優しい口調の松崎さん。子供たちの絵画教室の合間にインタビューを受けてくださいました。 (途中、子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます) スタジオクラは、2007年から、世界各国からアーティストが訪れ、数ヶ月間滞在しながら制作する レジデンスプログラム を行なっています。 プログラムの最後には、その成果を発表する展示会が実施されます。今回はデンマーク、カナダ、オランダからのアーティストによる展示が 6月27日・28日 で開催されます。 今、滞在しているアーティストは、新たに来たということではなく、2月くらいから滞在しているそうですが、このコロナ禍で、飛行機がキャンセルになり母国に帰れず、VISAの延長をしているとのこと。今は3人ですが、普段なら30人くらいのアーティストが来ているそうです。   これまで滞在したアーティスト→ ★ 【今回展示されるアーティスト】 マーラ・ユキ(デンマーク) おばあさんが日本人。「1度日本に来てみたかった」ということで、去年の秋から京都の和菓子屋さんでアルバイトをしながら制作活動をしています。今回糸島に1か月滞在。その間仕上げた作品は、集団主義と個人主義に対する彼女なりの考えを伝える作品。 個人中心の社会のデンマークで育った彼女は、集団主義の価値観を持つ日本の伝統の影響を受け、この違いを表しているそうです。 アレキシー・ラザレェーブ(カナダ) 大きい木版画の作品を糸島で仕上げています。 彼は、日本(特にこの糸島)が気に入り、また戻ってきて、ここで版画工房をやりたいと言っているそうです。 セブ・アグレシティ(オランダ) これまでにも、ニューヨークタイムズ、アップル

クラウドファンディングで大きな支援を集めたローカル・クラブが語るコロナとその後(ゲスト:kieth flack さんどろんさん)

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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  +++++ 6月21日の放送は、福岡・親不孝通りの老舗クラブ・ライブハウス Kieth Flack(キースフラック) さんどろん氏をお迎えして、コロナ禍において、大打撃を受けている音楽の現場について伺います。 1994年にオープンした、親不孝通りマジックスクエアビルにあるクラブ・ライブハウス Kieth Flack(キースフラック)。 1Fはゆっくりお酒が楽しめるラウンジフロア、2FはライブやDJなど音にフォーカスしたフロアで、福岡の人にとっての音楽カルチャーの発信拠点となっています。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、いち早く影響を受けてしまったライブハウス。 キースフラックでは、2月から、マスク、手洗い、消毒をお客さんや、出演者に呼び掛けながら、営業を続けていました。 ところが、3月末に福岡県から週末の自粛要請が出て、これをきっかけに、イベントのキャンセルが相次ぐ状況になりました。チケットがソールドアウトだった公演も、オーガナイザーと協議の上、安全面を重視して中止にしたそうです。 ―ともやす  お店の存続を考えると、営業できない状態で、なにもせず終息を待つわけにもいかないですもんね。 ―さんどろん  どれくらい休めばっていいというのも見えない状況なのと、当時は、国からの補償についても、全く発表がなかったので。 それでクラウドファンディングを4月から始めました。 3月の末に休業を決め、26年続けてきたお店を、ここで何も手を打たずに無くしてしまうのは、今、働いているスタッフ、かかわっているアーティスト、来てくださるお客さんだけではなく、これまで支えてくれた方々にも申し訳ないという気持ちから、オーナーと相談し、苦渋の決断でクラウドファンディングを始めたと、さんどろんさんは言います。 ―さんどろん  ありがたいことにデザイン、イラストレーター、元スタッフなど様々な方にアイディアをいただき、協力いただいて、福岡の中では早い段階

演劇Never die(ゲスト:非・売れ線系ビーナス 田坂哲郎さん)

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6月14日のゲストは、番組2回目の登場、劇団「非・売れ線系ビーナス」主宰の田坂哲郎さんです。 劇団を立ち上げるまでのことなど、田坂さんご自身のことは、前回ご出演のときにお話いただいてますので、ぜひ こちら もどうぞ。 今回は、この時期の演劇界のお話を伺っています。 +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 +++++ ―ともやす いわゆるコロナ禍と言われるこの時期、劇団の方々、演劇界はどんなかをお聞きしたいのですが。 ―田坂 僕個人は、ちょうど大きな舞台が終わったタイミングで、元々3月4月は次の公演のための準備期間だったんです。ですから、予定していたものがバタバタとなくなるという感じではなかったです。ただ、この期間に予定していた制作が、今ストップしてしまって再開できずにいます。 ―田坂 うちの劇団員たちは、元々客演が多い時期だったので、予定がつぶれっちゃったりはしています。 劇場も開いてない、稽古場も開いていないので、練習もできない、 そもそも集まることもできない。 俳優や劇作家、演出家も大変ではあるけれど、さらに、舞台美術、音響照明の人たちが大変だろうなと思います。 ------- 演劇界も、この時期だからこそやれる企画がいくつか立ち上がって、それに田坂さんも参加されたそうです。その一つが、47都道府県の劇作家がリレー形式で1ページずつ書き、作品にするという『47都道府県戯曲リレー』。 ―田坂 ほとんど初めましての方々だらけで、どんな人がいるかがわからない中、発起人の長崎県の荒木君が1ページ目を書き始め、都道府県の五十音順に書いていきました。 福岡は割と最後のほうで、物語が出来上がりつつある中に、まだ回収されていない伏線を探したりと、普段しない本の読み方をしました。 最初この人、重要人物で出てきていたのに、20ページくらいでてきないなーとか(笑) 47人違う人が書いてますから。 普通は、物語に緩急があるんですが、47人が書くと、全員が爪

映画館に光が再び。営業再開したミニシアター KBCシネマ近況レポート(ゲスト:吉井陸人さん)

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6月7日は、 KBCシネマ の吉井陸人さんをお迎えして 「映画館に光が再び。営業再開したミニシアター: KBCシネマ近況レポート」 をお届けしました。 街の劇場の状況と、これから注目の封切り作品を伺っています。 +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  +++++ コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月8日からずっと休館をされていたKBCシネマ。 5月22日にようやく、一部制限を設けながらですが、営業再開をしています。 ―ともやす 休館中は、どんな毎日だったんですか? ―吉井さん 休館中でも、映画館の業務はありまして。映写機の保守業務(動かさないと調子が悪くなるんだそう)休館明けに上映する映画の試写や、上映テスト、素材を劇場へ送ったり、もろもろの事務作業をやっていました。 ―ともやす 休館中、お客さんの声は届いてました? ―吉井 Twitterなどで、なにか支援できないかなどの心配の声を、たくさんいただきました。 --------- 既に、2月末くらいから感染予防対策を取っていたそうですが、営業再開後は、座席数を半分にし、定期的に換気、お客様は入場前に検温、マスクは必ず着用(持っていない人は窓口で購入)という状況下で運営をされています。 6月の今、福岡でまだ上映できていなかった作品を上映しているので、客足はまずまずだそうですが、それでもシニアのお客様は少ないそうです。 ―吉井 まだ、お客さんにガンガン来てくださいというわけにはいかないですし、新作をどのタイミングで上映していくのか、計画も難しいです。 ------ 先日この番組でも紹介した 「仮設の映画館」 にKBCシネマは参加されています。 ―ともやす 反響はいかがでしたか。 ―吉井 喜んでいただけました!映画館の営業再開をしてからも、仮設の映画館で見ている方も見受けられました。 ―ともやす 感想をお寄せいただく方の層が、普段劇場に足を運んでいる方々と違うと、想田監督がおっしゃっていまし