番組へのメッセージはこちら

2019年6月23日日曜日

令和から始めたいアート体験 書道編(ゲスト:パピロジェ サオリさん)

6月23日(日)の放送は、福岡で活動するアイドルグループ『パピロジェ』のメンバーで、書家という異色の才能を発揮する、saori(サオリ)さんをお迎えして、
特集「令和から始めたいアート体験 書道編」をお届けします。

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、
見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、
明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。

あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。

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今回は、ともやすさんのこんな言葉から始まりました。

―ともやす 「放送の中で、個人的にチェックしていただきたいポイントがあります。ある瞬間、三好Pが恋に落ちていきます。」

番組内で初めて、アート体験をするという試み。アイドル兼書家というサオリさんから【書】についてお聞きします。


福岡の博多・天神・北九州で毎週末ライブを開催している「パピロジェ」のサオリさんですが、書家としては既に20年(幼稚園のころから?)のベテランです。


書道、書写、習字との違い……皆さん知ってました?

「書道」になって初めて芸術と言われるものになるらしいですよ。
お手本があって、それに倣ってきれいに書くもの、そこから
芸術にしていく……と書道の作品になっていくそうです。

私たちがこれまで「書道」と思っていたもの中が、そんなに細かくわかれていることを、スタッフ一同知りませんでした。



―ともやす お母様の書道教室がきっかけで、書道を始めたとお聞きしましたが、「書家」として活動し始めたきっかけはなんですか?

―サオリさん 「大学の卒業展覧会がきっかけです。先生にパフォーマンスしたいと言いました。
そこから、別の機会にも、天井から釣り下がった布でくるくる回る、アクロバットパフォーマンスの方の前で、壁に貼った大きな紙に描くというライブパフォーマンスをしたり……ここのあたりから書家と名乗り始めました。」


―三好P 「絵画とかに比べると、『書』って一発勝負感があるんですが、作品の何をもって、どこでOKとするんでしょう?」

―サオリさん 「一発勝負といえども、そこまでに書いてきた莫大な量があって。
ただ、ずっと書いてきてても、やっぱり一番最初に書いたこれがいい!となることもありますし、偶然いいものができることもある。」

「墨と紙の乗り方というのは、気温・湿度によっても変わるので、用具、溶剤のきまぐれさに左右されたり……

ずっとこだわって書いていた箇所の、たまたま手が滑って書いたのが一番良かったこともあります(笑)。」


番組後半は、書道道具一式を用意いただいて、実際に書いてみようのコーナー!

狭いスタジオの中で、みんなで書きました。
サオリさんの墨、筆を見せてもらいながら、用具・溶剤お話しを伺います。

同じ筆で書く、最大限に太い線と、最小限に細い線。
実際にお手本も見せてもらい、「こんな筆の使い方と墨の使い方があったのか!?」驚かされます。

いろいろな筆の質感も試させてもらいました。(中には、木の枝のような毛がない筆も)
書道は、芸術の世界。道具は無限大で、手で書いたりする人もいるそうです。

―サオリさん 「墨になるものと、筆になるものがあれば書道はできます!」


前衛書家、手島右卿氏の「崩壊」という文字を書いた作品では、漢字が読めない海外の人が「何かが崩れ落ちていく」姿を感じ驚いたという有名なエピソードがあるそう。


文字の形としての良さ、そのものを風景としてとらえた先にある良さ。
現代アートを見る視点と似ています。

ここで、三好Pが「ぜひサオリさんと絵を見に行きたい♡」と。


サオリさんの作品は、まずテーマを決め、半紙に鉛筆で文字の構図を決めて、
そこから筆で書いていくそうです。
そんなサオリさんにも、漢字を読めない人にも、駆け抜けるような風のイメージを与えた「風」という作品があるそうです。


―三好P 「書」を見るときに直観的にとらえていいんだなぁという勇気をもらえました。
―ともやす ちょっと試しただけで、もっと書いてみたいと思った!

そして、最後に一枚!収録で感じたものを書いていただきました。
その文字は「熱い」(笑)


アイドルとしての活動、書家としての活動。
どちらも、これから注目のサオリさんでした。





放送の内容は、ぜひRadikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
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「our culture , our view(アワー・カルチャー,アワー・ビュー)」
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パーソナリティ:佐藤ともやす
放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30

2019年6月16日日曜日

九州インターナショナルアートキャンプいよいよ始動!(ゲスト:画家 香月美菜さん)

6月16日(日)のゲストは、この夏、福岡で開催される「九州インターナショナルアートキャンプ」実行委員会、副代表であり、注目の若手画家、香月美菜さん。

香月さんの画家としての活動と、アートキャンプとは一体なんなのか⁉
をご紹介いただきました。

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前半は、美術家としての香月さんの活動のお話しを伺います。

福岡出身の香月さんの活動の拠点は、北九州と京都
先日は、台湾でも個展を開催したばかりだそうです。

作品のテーマはズバリ!絵の具
なにかを描くための道具である絵の具。その絵の具で人、花を描いて見せるではなく、
絵の具そのものを「絵の具」として見せる作品として、抽象画として描いているそう。

様々な青を使って描く香月さんの作品は、これまで最大で207色の青を表現したことがあるそうです。
みなさんが、学校で使っていたのと同じアクリル絵の具を、濃淡も含めてたくさん使って描かれています。


なぜ、アクリル絵の具になったのか?
制作時間のヒミツ。
そして、
「最後の仕上げの一瞬は、毎回緊張します。」
という香月さんの作品が出来上がるまでの様子を、たっぷりお話しいただきました。


そして「青」という色の理由。

青のグラデーションを作っていくうちに、どこかに世界共通の「青」があるのではないか。
真実の「青」とは。

「青」へのこだわり。終わらない「青」への探求心。
それは、これからもやめないと香月さんは言います。
また、色以外でも、絵の具の表情についても考えます。
絵の具の質感、にじみ、絵の具の形ってなんなんだろう……

人間の想像力は果てしないし、考えることはずっと続けていきたいと香月さんは言います。

香月さんの作品は、見る人によって、
「洞窟から見た光みたい」
「深海にいるみたい」
「宇宙にいるみたい」
と受け取り方は様々だそう。

―香月さん
「私は絵の具ですって言っているだけなのに、いつも、見ている人たちの想像力に驚かされます。
そのやり取りが面白くて(笑)
アーティストをやってる中で、楽しみにしていることの一つです。
だからやめられないな~と。」


何かを言っているようで、意識的には何も言っていない。
目の前にある存在が、見ている人の経験の中で想像を広げていく。
そんな作品です。



そして、番組後半では、いよいよ本格始動の「九州インターナショナルアートキャンプ2019」のお話を伺いました。
ちょうど1年くらい前に出演いただいた、画家の八坂圭さんが、海外で参加したアートキャンプというものを、「ぜひ日本でもやりたい」というお話をしていただきました。

世界各国で活躍する芸術家が、一定期間寝食を共にし、地域に溶け込んで公開制作や、トークイベントを通し、交流をする文化イベント、アートキャンプ。


今回は、海外からアーティスト15名を招待して、福岡市中央区の簀子小学校跡地で、公開制作をしたり、ワークショップ、トークイベントなどを通して、地域の人と触れ合ったり、作品を作る技術を学んだりできるとのこと。


―ともやす 「世界各地で行われているアートキャンプですが、香月さんは、作家として、作っているところを人に見られるっていうのは、いやじゃないですか?」


―香月さん 「私は苦手です(笑) いつもより緊張して、手の震えが2倍になります!

私は、マレーシアとインドネシアに参加しましたが、4~5日で作品を作り、そのあと、地元のギャラリーに展示してもらいました。
滞在期間中、作家同士、地元の人たちとのコミュニケーションの輪が広がって、アートに関係のない部分の視野も広がります。お互い、いろんな刺激を与えたり、受け取ったりしました。作家自身にとってもいい体験になります!」


―ともやす 「今回参加するアーティストはどんな方々ですか?」

―香月さん 「これまでのアートキャンプに参加経験のある、中でもベテランの方々たちばかりなのでとても楽しみです。」


香月さんが会うのが、楽しみなアーティストさんをピックアップしてご紹介も
いただきました。(招待作家一覧★

アーティストとして作品共に気になるジョゼッペさん。
お姉さんのように仲良くしてくださっているキムさん、エリーナさん。
アートの材料よりも持ってきたお酒のほうが多いんじゃないかというピルス・リーさん。
ピルス・リーさん、インドネシアの学生ボランティアさんたちに、お兄さんのように慕われていたらしいですよ。


―香月さん 「アートキャンプ自体、フランクな雰囲気で、どなたがふらっと参加しても、作品を見るだけではなく、感じて楽しめるフェスのようなイベントになると思います。」

「6月18日からは、アクロス福岡で海外のアートキャンプに参加したことがある日本人作家の作品展と、これまでの海外アートキャンプを紹介するパネル展示のプレイベントが開催されます。
また、22日(土)には、八坂圭さんのライブペインティングやワークショップもあるそうです。見るだけではなく、一緒にアート体験をして、「アートって案外身近なものなんだな~」と感じてください。」

 ◆九州インターナショナルアートキャンプ・プレイベントinアクロス福岡
  6月18日(火)~6月23日(土)



―ともやす 「香月さんは、今回は実行員として裏方が多いんですか?」


―香月さん 「そうですね。私が参加したアートキャンプでも、すごく実力のある作家さんが、裏方としてイベントを切り盛りしていて……
自分がおもてなししていただいたように、今回私もおもてなししたいな~と思っています。」



九州インターナショナルアートキャンプ、いよいよです!
八坂さんが、まだ形のない状態でこの番組でお話くださったものが、現実のものとして動き始めています。


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九州インターナショナルアートキャンプ2019
8/21()  招待作家到着 
8/22()25() 公開制作(簀子小学校跡地)  
8/24() 交流イベント  
ワークショップやライブパフォーマンスで参加アーティストと国際交流!
8/26()9/1()  展覧会(新天町・ギャラリー風)

8/27() パネルトーク 14001500 (福岡市美術館ミュージアムホール
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2019年6月9日日曜日

ピアノ、それは瞬間芸術(ゲスト:ピアニスト 小林愛実さん)

6月9日(日)は、ピアニスト小林愛実さんをゲストにお迎えして「ピアノ、それは瞬間芸術」をお届けします。

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今回、番組2回目となるクラシック特集。
 (ご参考:NPO法人ドネルモ代表理事 山内泰さん「クラシック~それは幽霊の音楽~特集」


3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たした愛実さん。
その後、ニューヨーク・カーネギーホールには4度出演、パリ、モスクワ、ポーランド、ブラジル等に招かれ、数々の著名指揮者、オーケストラとの共演を果たし、国内でも、N響、読売日響、東京フィル、兵庫芸術文化センター管弦楽団、日本フィル等と共演。サントリーホールをはじめ、各地でもリサイタルを行い高い評価を得ている、注目の若手ピアニストです。

幼少期より多くのメディアから注目を集め、既に多数のテレビやラジオ番組にも出演しています。


 そんな愛実さんのピアノを始めるきっかけとなるエピソードや、音楽のことは全くわからない、と言うご両親との微笑ましく面白いやりとりなど聞かせていただきました。


ただただ、楽しく弾きたいという気持ちから、大きくなるにつれ、ピアノを弾くことが仕事のようになってくることに戸惑った時期。
環境のせいでピアノを弾いているのか、本当にピアノが好きで弾いているのか……
アメリカに留学したばかりで、言葉もわからない、私はなぜここにいるんだろうと
辞めたくなったそうです。

ただ、自分のために環境を整えてくれている両親にピアノで恩返ししなければ……
と気負って辞められずにいたある日
とうとう「ピアノを辞めたい。帰りたい。」と弱音を吐くと
お母様は、「いつでも帰ってきていいんだよ。ピアノやらなくてもいいんだよ」
と言ってくれ、そこで一気に楽になったそうです。

今でも、
いつでもやめていい。
やりたいならやりなさい。いやならやめていい。
あなたの人生だし、私たちに気を遣わなくていい。
と。

そんなお母様だからこそ、ご自身は弾けないのに「なんか下手」と愛実さんに
言えるのかもしれませんね(笑)



自由に弾けるソロと、オーケストラと一緒にやる室内楽、どちらも楽しいという愛実さん。
ソロの場合、自分だけが分かっていればいいけれど、オーケストラ一緒と弾くとなると、自分が思っている音楽を確信を持って、強く伝えないといけない。そのためにも自分が思う音楽を明確に持っていようと感じるそうです。
一緒に音楽を作って行くためにも... ...。



「コンサートでは、お客さんも大事な存在だけれど、お客さんのために弾くというより、私がまず楽しもう!と思って弾いています。
自分が楽しんで演奏して、それが自然にお客さんに伝わっていけばいいなと思っています。
曲や作曲家の意図が私を通して、お客さんに届いたらいいなと思っています!」

そう語る愛実さんはいきいきして、ピアノを弾くことが本当に好きなんだと感じました。



ピアニストにとって一番大きなコンクール、ショパン国際コンクールは、音楽とどう向き合うか、作曲家とどう向き合うかと気づかされたコンクールだったそうです。

―ともやす「作曲した人の気持ちや、その曲に表れているものなど、調べたりするんですか?」

―愛実さん「調べます!本を読んだり、彼がどういう心境だったか、どういう時代だったかも。そして、亡くなっている方ばかりなので、楽譜から、音譜からも読み取ります」
「その楽譜から読み取ることが、ピアニストによって変わってくる。そこで自分の気持ち多めに出すのか。彼らの思ったことがあるうえで、自分の音楽を作るか。
そこが、ピアニストによって変わってくるのでおもしろいところです。
ピアニストのセンスや読み取り方で、同じ曲が変わってくるんです!」


―愛実さん「ピアニストそれぞれ感じることが違うので、お客さんもそれも含めて一緒に楽しんでもらえるのがコンサートかなと思います。
何も知らないで聞いて、イメージを持って、機会があれば曲、作曲家のことをちょっと知ったうえで聞くと、また違うように感じるかもしれないですよ。」


―愛実さん「日によって、ホールによって違うこともあるコンサートでの演奏。どんなに練習していても、毎回完璧に弾けるわけではない。また、自分だけのコンディションではなく、ピアノ、好きな響きのホール、それら全部が重なったとき、それが見つかった時、感じられたときが楽しいから、コンサートをやり続けるのかなと思います。」


瞬間の芸術ですね!

同じものは観ることができない、生で聞くことの楽しさを知ってほしいと。


他にも

なぜピアニストにとってかかせないのがショパンなのか?
今後の目標、そして7月12日のアクロス福岡シンフォニーホールでのリサイタルへの意気込みもお聞きしました。
久々のシンフォニーホールでの演奏は、クラシックに接点がない方も楽しんでいただけたらいいなとおっしゃいます。


小林愛実さん、率直な意見を言ってくださる「音楽はその瞬間でしかありえない」という言葉が印象に残ったピアニストでした。
音楽に対して真摯に、そして楽しくピアノと向き合い、作曲家のことを知ろうとする努力も忘れない。それを観客はコンサートを通して楽しめる。この放送を聴いて、リサイタルに行かれるとより楽しめると感じました。


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◆◆◆ 2019年7月12日(金) 19:00~ 小林愛実 ピアノ・リサイタル ◆◆◆
- 第1部 -ショパン華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12
4つのマズルカ(第18-21番) Op.30
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54

- 第2部 -シューマンアラベスク ハ長調 Op.18
謝肉祭「4つの音符による面白い情景」Op.9



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2019年6月2日日曜日

福岡文学カルチャーの新スポット!「本のあるところajiro」(ゲスト:書肆侃侃房 藤枝大さん)

6月2日(日)の放送は、書肆侃侃房(ショシカンカンボウ)の藤枝大さんをお迎えして、福岡文学カルチャーの新スポット!「本のあるところajiro」を特集します。

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今週は、昨年10月に福岡・天神にオープンした出版社が手掛けるカフェを併設する書店本のあるところajiroの藤枝さんにお話しを伺いました。

日本文学、海外文学、旅、紀行ものを主に取り扱う出版社、書肆侃侃房。
書店は、小説の他、短歌の歌集、俳句の句集、詩集などに重点を置いてセレクトされています。

出版社なのに、書店運営?本の直売所?
全国でも珍しい展開をする「本のあるところajiro」ですが、自社で出版する海外文学や短歌の本を今後拡げていくためには、
どんな場所があればいいだろうかと考えた末、出来上がった書店だそうです。

ここでしか扱ってない珍しい本も数多くあるので、全国隔地からお店へ足を運ぶお客さんもいるそうですよ。
(写真:書肆侃侃房のブログ つれづれkankanbouより

マニアックで専門的な本を求めている人ばかりが集まるのかと思いきや、
こんな人たちに広がったらいいなぁと、当初イメージしていた20-30代の女性層がじわじわと増えているそうです。
専門書店の硬いイメージがなく、空間や本のセレクトも含めて、フレンドリーで居心地のいい場所になっているからでしょうか。

もちろん、ふらっと来た人も入りやすく、初めての人が手に取りやすい場所に
装丁もかわいらしいエッセイを置いたり。
知りたいという欲はあるけど、一体どこから手を付けていいかわからない
という人を自然にその世界へ引き込む工夫が施されています。
そして、一歩踏み込んだ先には、ずっと短歌を詠んできた人にも、楽しんでもらえるような棚もあります。


入門編により過ぎると、専門的なものを探している人からすると物足りない……
やさしく読めるけれど、すごく深く感じられるもの。
人(初心者)を馬鹿にせず、かつ奥深く、内容も硬かったり、緩かったりする
そんなスゴイものであれば、両者に、何らか響くものになるのではないか、と藤枝さんは考えているそう。
(写真:書肆侃侃房のブログ つれづれkankanbouより

そして、このajiroでは、毎週のように読書会や歌会のイベントが行われています。

英語圏ではない旧共産国の文学を読んで、翻訳家の大変な作業を想像し、
なぜこの人は、この言語が堪能になったのか、そのドラマに惹かれた藤枝さんは、
翻訳家をゲストにイベントを企画し、
あなたがいなければ、この文学を知ることはなかった。
「訳してくれてありがとう」言う場をつくるそうです。

また、たくさんいる若い著者や研究者をお招きして
「すごいもの作ってくれてありがとう!」
と伝える場として、トークイベントも実施しています。


海外文学の読書会では、必ず出る
おもしろい!という意見と
つまらない!という意見。
そんなざっくばらんな雰囲気で進むそうです。

読書会を経て、その作品の背景やエピソードなどを他の人から得ることで、
もう1度読み直し、つまらない!がおもしろい!に変わることもよくあると。

他の人のメガネを借りてもう1度読む。
考えが違う人同士で意見を出し合うことの面白さ
を体感できるそうです。

大きい書店ではできないことをやる「収支の前に意気込み」の書店ajiro。

「読書会にしか参加したことがなかった」
「短歌にしか興味がなかった」
と他の分野に興味がなかった人たちが
ココ、ajiroであっているからと参加するようになり、
当初予想していた客層と違う人たちが、相互で作用し広がっていくことに、
場所の持つ力を感じていると言います。

キラーワード「収支の前に意気込み」の思いを、ぜひ藤枝さんの言葉でお聞きください!


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2019年5月26日日曜日

ビールは文化!クラフトビールカルチャー特集(ビアソニック 深堀成吾さん)

アートのラジオ5月26日(日)の放送は、クラフトビールカルチャー特集!
福岡市高砂エリアのクラフトビール専門店「BEERSONIC(ビアソニック)」にお邪魔して、オーナーの深堀成吾さんに、今さら聞けない「クラフトビール」とはなんぞやっ!を聞いていきます。

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さて、今週は、アートの番組でビールの特集とは……どういうこと!?からスタート。
なんでも、このクラフトビール専門店に、この番組がお届けしたい、アートやカルチャーの見方、見え方が詰まっていると、野村ディレクター推しの企画だとか。


「クラフトビール」とは?から深堀さんにお聞きします。

1960年代にアメリカで、普通のビールで物足りなくなった人たちが、ヨーロッパなどいろんな所のビール市場を見て作り始めたのが始まりで、もともとは、
小規模で製造している。
大手メーカーとは違い独立している。
そして、伝統的なこだわりの製法で作っている。
というのが、クラフトビールと呼ばれるものでしたが、

今では、味わいが多様になり、
個性的で、アーティステッィクな職人が作っているのが
クラフトビールなのではと、深堀さんは言います。

麦芽・ホップ +フルーツなど他の原材料を入れて
もう「これビールなの!?」と言うような味のクラフトビールもあるそうです。


話は日本でのクラフトビールの歴史に移ります。
1994年くらいの地域創生から、地ビールという言葉が広がった、第1次ブーム。
2010年から2012年くらい、海外のビールを飲もうという、ビアフェスなどのイベントで広がった第2次のブーム。
2015年くらいから、大手メーカーも参入し始めて、さらに広がった、第3次ブーム。

そこからじわじわとクラフトビール人気は続いているんですね。


「ビアソニック」には、よくクラフトビールを好きな人が、「ビールが嫌い」と言う人をお店に連れてくるそうです。そして、その人たちもビールが好きになって帰っていくそうです。
その理由は……ビール伝道師の深堀さん(三好P命名)の選んでくれるビールにあります。


―ビール作りはサイエンスの世界。まず自分たちで小さな鍋ひとつで作るところから初め、実験を重ねていく。
徐々にプロフェッショナルになり、味を安定させるためにマシンを大きくし変化していく。
そこから、プラス、こんな「味わいのビールを作りたい」となり
それに合ったマシンを作り始める。

マシンの本来の使い方でなかったり、作りたいものに合わせて進化していき、いろんな工場を見てきたが、機材は様々。
ビール職人であり、ビールアーティストが、クラフトビールの世界には沢山いる―(深堀さん)



日本のクラフトビールの造り手の職人気質は、アメリカでも一目置かれていて、
柚子、山椒などの日本ならではの材料も注目されているので、これからますます伸びていくのではと深堀さんは言います。



そしてラベルの話に……

一見、ビールと思えないようなかわいいデザインのラベルや、
福岡のイラストレーターのデザインしたラベルのビール。

全てのビールのボトルのデザインが何かを語っている。

お店の冷蔵庫に並んでいるビールはアート作品のよう!

奥が深いクラフトビールのウンチクを語っても、軽めのアルコール度数でいい感じに高揚して、それをネタにもっと楽しいことにつながる。そこがビールのおもしろさだそうです。
ちょうどいい、酔い方なのかもしれませんね。


最後に深堀さんがアートを感じるビール。
お気に入りのビールを紹介いただき、それだけでは足りず、
あれもこれもと気になったビールを紹介していただきましたが……


この日、飲めない状況でお邪魔したことを激しく後悔したOCOVスタッフ陣でした


「いいものを広げてみんなが幸せになってくれればいいなと
思ったのがたまたまビールだった」と深堀さんは言います。

お店は販売だけではなく、角打ちコーナーもあります。
たまには、こだわり個性的な味のビールでほろ酔いもいいですね。


クラフトビールというアートを通じて、新しいつながりが生まれ
そこから、なにかが生まれる。
いろんな挑戦、発明、クリエイティビティとがある、クラフトビールの背景を見ていくと
アート、文化、音楽などを伝えていくことと重なる部分があると感じました。

😊 😊 😊 😊 😊 😊
BEERSONIC(ビアソニック)
福岡市中央区高砂1丁目18-2高砂小路103
[月~金]15:00~20:00 [土日祝]13:00~17:00] 
[定休日]不定休 
https://www.beersonic.com/ 
instagram:beersonic_fuk
😊 😊 😊 😊 😊 😊

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2019年5月19日日曜日

2019年春夏見るべき展覧会はコレだ!(ゲスト:アルトネ 笠井 優さん)

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5月19日(日)は、番組2回めの登場!
九州、山口エリアの展覧会情報&アートカルチャーWEBマガジン アルトネの笠井優さんをお迎えして「2019年春夏見るべき展覧会はコレだ!」をお届けしました。

前回、笠井さんにご紹介いただいた展覧会は、番組でも取り上げたり、リスナーの方からの「行ってきました!」メッセージでも好評でした。
今回も、皆さんに知っていただきたい情報がいっぱいです。


まずは、開催中のものから
風景をつくる眼。中原慎一郎が出会ったアート,デザイン,工芸
 04/27(土) 〜 06/30(日)
 鹿児島県霧島アートの森

インテリアデザインを主に、家具の製造販売、住宅・オフィス・店舗の空間デザイン、直営店展開をする中原慎一郎が影響を受けたデザインや工芸、アート作品、そして鹿児島の若い工芸家たちの作品展示。

霧島アートの森、笠井さんお薦めの自然の中でアートを満喫できる所です。


ラファエル前派の軌跡 
  6月20(木)~9月8日(日)まで
  久留米市美術館

日本美術がブームの昨今。なかなか『西洋美術ズバリ!』という展示会がない中での西洋美術ファンの皆さまにお薦めの内容。
久留米市美術館は、絵を至近距離で見られるので、他とはまた違う感覚で、味わえるそうですよ♪


◆富野由悠季の世界-ガンダム、イデオン、そして今
 6月22日(土)〜9月1日(日)
 福岡市美術館

アニメ界の巨匠、冨野由悠季初めての展覧会。ご本人が、監督という仕事を展覧会で表現するのは不可能だというところを、全国6会場のガンダム好きの学芸員さん達がチームとなり企画。

福岡市美術館を皮切りに全国を巡回します!


◆「室町将軍 - 戦乱と美の足利十五代 -」
7月13日(土)〜9月1日(日)
九州国立博物館 

室町時代のこれまでの茶の湯や大和絵を切り口とした展覧会と違う、将軍の”顔”を前面に出した展覧会。
全員にキャッチコピーをつけ紹介し、この時代の文化、美術品を展示したおもしろい企画です。実際に寺外初公開!全13軀の将軍たちも勢ぞろいします!

この展覧会、ここでしかありませんよ。


そして、最後にアート・カルチャーファンの番組リスナーの皆さまへ

5月18日(土)~26日(日)

のお知らせです!!
今年は18施設が参加して、絶賛開催中!
使えるお得情報やイベントもありますので、こちらもチェックしてくださいね♪


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「our culture , our view(アワー・カルチャー,アワー・ビュー)」
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放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部 福岡局76.1MHz 北九州局82.7MHz 福岡タワー局 82.5MHz
パーソナリティ:佐藤ともやす
放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30

2019年5月12日日曜日

大竹伸朗「ビル景」:熊本市現代美術館

毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 



5月12日(日)は、熊本市現代美術館で開催中、大竹伸朗 ビル景1978-2019特集!
熊本市現代美術館を訪ね、学芸員の坂本さんにお話しをお聞きしました。


1980年代のデビュー以降、絵画を中心に、印刷や音、写真、映像といった多彩な表現で、現代美術をけん引し、エッセイやデザインなどの分野でも活躍する大竹伸朗。

その活動の幅は広く、一言では語れない大竹伸朗の作品の中から、約40年間描き続けてきた、”記憶の中に残るビルのある風景”「ビル景」を集めた展覧会です。
(以前番組でも紹介した、村上隆のバブルラップの中にも大竹さんの作品があったそう!)


坂本さん曰く、とにかく
作品数も多い!
物も大きい!
と、言うことですが、

その中で今回の展示以外の作品のお話し(直島のI♡湯)や、
代表作でもあるスクラップブックが、どうやってできていくのか
大竹伸朗というアーティストにますます興味がわく、お話しが聞けました。



落ちていた傷だらけのまな板も「俺に絵を描かれるのを待っていた」
と言ったり、
道に落ちているチラシでも、ビビッときたら拾って作品にしたり、
古くなった看板を持ってきて作品したり、
という大竹さんの噂が街に広がり
「今度あそこが取り壊されるらしいよー」という情報が集まってくるそうです。


また、絵を描く道具にこだわりがなく、夜景のシリーズは
割りばしで描かれている
とか
彫刻のように立体的な油絵ができていく工程や絵の具の質感のヒミツ
とか
ゆがんだ印刷物が大好物!
とか
のお話しもたっぷり聞けます。


「ビル景」は、具体的な場所を描いたものではなく、
記憶の中にある風景と、その都市の温度や湿度、騒音などを描き留めたもの。
ビルに、さまざまな街で過ごした思い出や、その土地で暮らす人々の生活を感じた一瞬が、幾重にもレイヤーされている。

時代だったり、時間だったり、場所だったり……。

具体的だけど、抽象的な幾重にも読みとれる絵画だと坂本さんは言います。




大竹伸朗のすごさを言語化できない!
と見に行く前に言っていた三好Pははたして
それができるようになったのか!?

そして、大竹伸朗の作品にしっかりと触れたのは
これが初めてという、ともやすさんは、
『大竹伸朗はアートの総合商社や~(彦摩呂風に)』とも(笑)


とにかく、作品とアーティストの裏エピソードが
てんこ盛りの今回の放送は、ぜひRadikoのタイムフリーでお楽しみください。
また、この内容はYouTubeでも配信しています。
♬ 明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」


熊本市現代美術館で開催中の「大竹伸朗 ビル景 1978-2019」
~ 6月16日(日)まで。

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