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1月, 2020の投稿を表示しています

福岡サイトスペシフィック現代建築 後編(ゲスト:建築家水谷元さん)

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先週に続き、建築家の水谷元(はじめ)さんをお招きして、 「福岡サイトスペシフィック現代建築」後編をお届けします。 +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 +++++ 前回 は、福岡のレジェンダリーな建物ついて伺いました。 今週は、都市開発真っ最中の天神エリア、博多エリアで、新しくできる建物や街の動向をお聞きします。 ―三好P 福岡のレジェンドたちの建築がある中で、これからは「天神ビッグバン」に、「博多コネクティッド」と大きな動きがあるわけですが、そのあたりをお聞かせいただけますか。 ―水谷さん それが次の時代のレジェンドになっていくのでしょうね。 まず、福岡で活躍している建築家の最近のプロジェクト、 水上公園のシップスガーデン と ハレノガーデン をご紹介しましょう。 どちらにも共通するのが、公園内に施設を作るということができるようになった制度を利用して、建築家と事業者がセットで採用されたものということです。  公園としての機能を失わないように、建物を作るので規模が決まってしまいます。 少し先にシップスガーデンが完成したのですが、商業施設として、お金を払わないと使えないスペースだけになってしまうといけないので、手前に公園のスペースを設け、屋上をデッキにし、街と一体になれる場所として作られたようです。 (放送では 建築をした井手さん とのやり取りもお話しいただいてますよ) (c) yHa architects ―水谷さん もうひとつ、 ハレノガーデン の設計者の平瀬ご夫妻は、スイスの設計事務所でお仕事をされていたそうで、その影響をうけているのではないかと思います。 スイスの建築は、自然と一体になるようなデザインが多いんです。 地形的建築(ランドフォーム・アーキテクチャー)といいますが、それを反映させているのではないかと思います。元々公園内にあった、貴賓館と

福岡サイトスペシフィック現代建築 前編(ゲスト:建築家水谷元さん)

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1月19日の放送は、Atelier HUGE、建築家の水谷元(はじめ)さんをお招きして、 「福岡サイトスペシフィック現代建築」前編をお届けします。 +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 +++++ なんと!この番組始まって初めて、建築のお話です。 2週にわたってお届けする「福岡サイトスペシフィック現代建築」! 今週は、福岡のレジェンダリーな建築物について、建築家の水谷元さんに、いろいろとお聞きしました。 水谷さんは、シーサイドももちの都市計画をお父様が担ったのをきっかけに、4歳で、神戸から福岡・能古島に移住し育ったそうです。 幼いころからお父様の仕事を見ていて、自然な形で建築という仕事に興味を持っていきました。 そのころのお父様は、都市計画も建築も両方され、空間がイメージできる、珍しい都市計画家と評されていたので、 水谷さんは、都市がわかる(都市計画ができる)建築家を目指しているそうです。 お父様からの指南もあり、子どものころから、本を読むことは続けていると言います。 建築は、生活に密接なものなので、専門書もありつつ、文学、芸術、料理、社会人文学などジャンルは、多彩。 ―ともやす 建築の世界って、何もないところから、世界を作る、空間を作る仕事で、一つのことだけ極めていても、なりたたないわけですよね? ―三好P そうですよ!その建物の中で、運動するかもしれない、料理をするかも、本読むかもしれない…… ―水谷さん そうなんです!住宅設計するときには「平日と土日祝日の24時間を円グラフに書いてください」と、依頼主へのヒアリングからスタートするのが一般的なんです。 ここ は、 どこ で、 なに をしているんですか?と。 **** ―ともやす  今ある、建築の見方についてもご教授いただければと思うのですが。  (水谷さん、建築専門誌の編集などもされています)

現役バークリー音大在学生・浦秀朗に聞く!(ゲスト:プログレッシブジャズピアニストコンポーザーの浦秀朗さん)

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今週のゲストは、プログレッシブ・ジャズピアニストであり、コンポーザーの 浦秀朗 さん。 在学生が語る、バークリー音大生の知られざる生活を特集します! +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 +++++ 出身九州の浦さんとは、 昔からの知り合いという、ともやすさん。 10年来のお付合いだそうです。 そんな浦さんがいまや世界を股にかけ活躍! 今日はこの後、 スペーステラ でライブ予定だそうです。 日本のジャズ好きな方なら反応する、 アメリカのボストンにある、 バークリー音楽大学 。 ジャズを学ぶことが目的で入った浦さんですが、 今は、ジャズコンポジション課ではなく、クラシック音楽のコンポジション(作曲)課に 所属しているそうです。 実は、バークリー音楽大学は、 クラシックも盛んなんだとか。 そして、今一番熱い学科は CMなど商業音楽に合わせる音楽など、 プロデュース系の勉強 をする課、 コンテンポラリー・ライティング・プロダクションだそうですよ。 音大の在学期間、留学生の単位の取り方のシステムなどなど、ともやすさんが突っ込んで聞いています。 ―ともやす  どうやって入学したの? ―浦  海外に行ったこともなく、ボストンが初めてだったくらいで。 なにも調べないで行ったんですよー。 バークリーは寮があるんですが、高いうえに2人一部屋だったので、 Facebookなどで、シェアハウスなどを探しました。 そして、結果、 初めて住んだところは、まあまあ危険地帯だったとか? ヨーロッパなどのアーティストのツアーに参加するきっかけとなる、SNSの話や、 超絶技巧が生まれるまでの話など。 『チャレンジしたらいけるよ』という文化がある、 アメリカの音楽アーティスト事情。 一番やりたいこと、これからの 理想の話。 ツアーをセッティングするということの大変さなど たっぷりお話しいた

ARTNE選!2020年前半!見に行くべき展覧会はこれだ!特集(ゲスト:アルトネ笠井優さん)

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明けましておめでとうございます! 新年最初の放送は、恒例になりました、九州、山口エリアの展覧会情報&アートカルチャーWEBマガジン 『アルトネ』の笠井優さんをお招きして、これからのお薦め展覧会情報をお届けします! +++++ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりしお伝えします。  +++++ アルトネでは、毎年年末に『 その年の入場者ランキング 』を掲載しています。 まずは、2019年の結果について笠井さんより、講評、解説いただきます。 【2019年九州・山口展覧会入場者数ランキング ARTNE調べ】 1.ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~/福岡市博物館 397,535人 2.鈴木敏夫とジブリ展/ハウステンボス美術館 196,000人 3.探検!両生類・は虫類の世界/いのちのたび博物館 119,013人 4.デザインあ展inKUMAMOTO/熊本市現代美術館 105,906人 5.室町将軍展・九州国立博物館 86,399人 と、ここまで紹介したところで、三好Pの ―三好P  あれ?この番組で紹介した展覧会が…… ―笠井  ジブリがやはり強いですね(笑)それから、上位の展覧会はどれも会期が長いものばかりで、ファミリーで出かけられる内容です。 ランキングの続きはこちら ★ をご覧ください。 5位の室町将軍展、6位、京都醍醐寺展、7位侍~もののふの美の系譜 など、これまでの美術愛好家だけではなく、ここ数年ブームの刀剣乱舞ファンの影響でしょうか。美術の世界から、ゲームやアニメのような他のジャンルとのコラボ企画が、これからの動員数を左右するでしょうと 笠井さんは言います。 ―三好P  いろんな形の展覧会があっていいと思うんですよ。そこにどう足を運んでもらうかを番組としては考えてしまいます。 その他にも、昨年は、福岡市美術館のリニューアルオープン記念のコレクション展のように、各施設のコレクションが展覧会の中心になっ