福岡サイトスペシフィック現代建築 後編(ゲスト:建築家水谷元さん)

先週に続き、建築家の水谷元(はじめ)さんをお招きして、
「福岡サイトスペシフィック現代建築」後編をお届けします。

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、
「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! 
カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。
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前回は、福岡のレジェンダリーな建物ついて伺いました。
今週は、都市開発真っ最中の天神エリア、博多エリアで、新しくできる建物や街の動向をお聞きします。

―三好P 福岡のレジェンドたちの建築がある中で、これからは「天神ビッグバン」に、「博多コネクティッド」と大きな動きがあるわけですが、そのあたりをお聞かせいただけますか。

―水谷さん それが次の時代のレジェンドになっていくのでしょうね。
まず、福岡で活躍している建築家の最近のプロジェクト、水上公園のシップスガーデンハレノガーデンをご紹介しましょう。

どちらにも共通するのが、公園内に施設を作るということができるようになった制度を利用して、建築家と事業者がセットで採用されたものということです。


 公園としての機能を失わないように、建物を作るので規模が決まってしまいます。
少し先にシップスガーデンが完成したのですが、商業施設として、お金を払わないと使えないスペースだけになってしまうといけないので、手前に公園のスペースを設け、屋上をデッキにし、街と一体になれる場所として作られたようです。
(放送では建築をした井手さんとのやり取りもお話しいただいてますよ)


(c) yHa architects
―水谷さん もうひとつ、ハレノガーデンの設計者の平瀬ご夫妻は、スイスの設計事務所でお仕事をされていたそうで、その影響をうけているのではないかと思います。
スイスの建築は、自然と一体になるようなデザインが多いんです。
地形的建築(ランドフォーム・アーキテクチャー)といいますが、それを反映させているのではないかと思います。元々公園内にあった、貴賓館という美しい
(c) yHa architects
建物があるので、それを引き立たせ、地形と建物が一体化したような、控えめな建築ですね。



後半では、まさに工事中の天神ビッグバン第1弾となる「天神ビジネスセンタービル」について教えていただきました。
こちらは、オランダ出身の建築家、レム・コールハースが設立したという設計事務所、OMAが、手掛ける日本で2つ目の建築。
(実は、日本で最初に作った建築はこれも福岡、ネクサス香椎の中のアパートだそう)
この、天神ビジネスセンタービルを担当するのは、OMAN.Yの代表、重松さんという福岡出身の方だそうです。
どんな建物になるのか、お楽しみポイントをたくさん教えていただきました!

おもしろい建築物の名前や、設計者の名前が盛り沢山なので、
ぜひ検索をして、画像を参考に聞いてみてください♪


ぜひradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
また、この内容はYouTubeでも配信しています。


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発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/)
放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部    
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パーソナリティ:佐藤ともやす
放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30

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