行ってみよう!美術館散歩《久留米市美術館編》(ゲスト:学芸員 佐々木奈美子さん)
6月最後の放送は、「行ってみよう!美術館散歩《久留米市美術館編》」。
美術館までの道中の“ワクワク感”も乗せてお届けします。
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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、
ともやすさん、三好Pともに初めて訪れたという石橋文化センター、
その一角にある、久留米市美術館へ。
途中の噴水を眺めながら建物に向かっていきますが……
石橋文化センターの素晴らしきこと!(のっけから三好P大興奮です。)
文化を愛するものにはまさに「楽園」!(←三好P)
それでは、美術館へ。学芸係長の佐々木さんにお話しを伺います。
石橋美術館として親しまれ、2016年新たに久留米市美術館として生まれ変わった施設は、公益財団法人石橋財団より久留米市に寄贈されたものです。
そして、石橋美術館別館は改修され、現在石橋正二郎記念館として、石橋財団コレクションの絵画を定期的に入れ替え展示されています。
現在開催中の展覧会「ラファエル前派の軌跡」が、なぜ、ここ久留米市美術館で
美術館までの道中の“ワクワク感”も乗せてお届けします。
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毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、
明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。
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ともやすさん、三好Pともに初めて訪れたという石橋文化センター、その一角にある、久留米市美術館へ。
途中の噴水を眺めながら建物に向かっていきますが……
石橋文化センターの素晴らしきこと!(のっけから三好P大興奮です。)
文化を愛するものにはまさに「楽園」!(←三好P)
それでは、美術館へ。学芸係長の佐々木さんにお話しを伺います。
石橋美術館として親しまれ、2016年新たに久留米市美術館として生まれ変わった施設は、公益財団法人石橋財団より久留米市に寄贈されたものです。
そして、石橋美術館別館は改修され、現在石橋正二郎記念館として、石橋財団コレクションの絵画を定期的に入れ替え展示されています。
現在開催中の展覧会「ラファエル前派の軌跡」が、なぜ、ここ久留米市美術館で
開催されているのかの理由が……その石橋正二郎記念館にあります。
久留米での必然性。偶然ではない、美術の物語がここにありました。
(ぜひ、その理由は放送で……)
建物はちょっと違うものの、同じ石橋文化センターの園の中、
ぜひ、美術館と記念館セットでご覧いただくことをおすすめします!
ご存じブリジストンの創業者、石橋正二郎氏の一番の望みだったという
ご自身の生まれ育った久留米を大事にし、その地の文化に貢献する。
そして、作家を守り、その作品を見ることで、市民も楽しく幸福せになる。
そんな思いが、所蔵品にも、このセンター内にあふれています。
(ぜひ、その理由は放送で……)
建物はちょっと違うものの、同じ石橋文化センターの園の中、
ぜひ、美術館と記念館セットでご覧いただくことをおすすめします!
ご存じブリジストンの創業者、石橋正二郎氏の一番の望みだったという
ご自身の生まれ育った久留米を大事にし、その地の文化に貢献する。
そして、作家を守り、その作品を見ることで、市民も楽しく幸福せになる。
そんな思いが、所蔵品にも、このセンター内にあふれています。
そして、話は、久留米市美術館になってから……へ。
今、九州の洋画を中心に少しづつ増やしていっている最中だそうで、徐々に作品が増えていくのを、見ていただきたいと佐々木さんは言います。
※最初に購入したのは、旧アトリエがある、坂本繁二郎の作品だそう。
坂本繁二郎の旧アトリエは八女から同園に移築復元されています。
《写真:石橋文化センターHP 施設のご紹介より》
そして、いよいよ現在開催中の展覧会、「ラファエル前派の軌跡」のご紹介を。
どんな展覧会なのか?その導入となるお話しを伺っています。
今回、19世紀のイギリスの画家の展覧会なのに、なぜ、盛期ルネッサンスの
3大巨匠と言われるオールドマスター、ラファエロ・サンティの名前がついているのか?
19世紀の半ばにアカデミーで学んでいた学生たちが始めた運動、
「ラファエル前派」とは、一体なんだったのか?
今、九州の洋画を中心に少しづつ増やしていっている最中だそうで、徐々に作品が増えていくのを、見ていただきたいと佐々木さんは言います。
※最初に購入したのは、旧アトリエがある、坂本繁二郎の作品だそう。
坂本繁二郎の旧アトリエは八女から同園に移築復元されています。
《写真:石橋文化センターHP 施設のご紹介より》
そして、いよいよ現在開催中の展覧会、「ラファエル前派の軌跡」のご紹介を。
どんな展覧会なのか?その導入となるお話しを伺っています。
今回、19世紀のイギリスの画家の展覧会なのに、なぜ、盛期ルネッサンスの
3大巨匠と言われるオールドマスター、ラファエロ・サンティの名前がついているのか?
19世紀の半ばにアカデミーで学んでいた学生たちが始めた運動、
「ラファエル前派」とは、一体なんだったのか?
佐々木さんに分かりやすく教えていただきます。
美術評論家ジョン・ラスキンが提唱した「自然に忠実に」という信念が、
当時のアカデミーで学ぶ芸術家たちの拠り所となり、枠にとらわれない作品を
生む土壌となったそうですが。
その若手の美術家の自由な作品を擁護、支援した立場のラスキン自身が、
美術に目覚めたきっかけとなった、ターナーの風景画やターナーに対する
ラスキンの思いなどを聞かせていただきながら、ラスキンについての話は続きます。
ともやすさんが印象に残ったというおびただしいラスキンの岩山の絵。
評論家でありながら、優れたデッサン力もあったラスキン。
地質が好きで、好きすぎてよく観察して、それを残さずにはいられないので
描いたという岩山の絵だそうです(笑)
よく観察して、その内に潜在している美しさを見抜いて、それを記録する腕もあったようです。
きっと、ラスキンが言っていることは、
美は、絵画の中にもある、詩の中にもある、文学の中にもあるけれど、
大自然の中にもある、山だったり、草だったり、建物だったりの中にも等しくある。
その延長線上で美術を批評するので、言葉も強く説得力があるのではないか
と佐々木さんは言います。
そして、そして、あまりにも盛り上がりすぎて……
ラスキンの話だけで、時間になってしましました!
到底、展覧会の紹介まで行きつかないっ
続きは次週!
「ラファエル前派の軌跡(後篇)」お楽しみに!
また、この内容はYouTubeでも配信しています。
「OUR CULTURE, OUR VIEW(アワー・カルチャー,アワー・ビュー)」
美術評論家ジョン・ラスキンが提唱した「自然に忠実に」という信念が、
当時のアカデミーで学ぶ芸術家たちの拠り所となり、枠にとらわれない作品を
生む土壌となったそうですが。
その若手の美術家の自由な作品を擁護、支援した立場のラスキン自身が、
美術に目覚めたきっかけとなった、ターナーの風景画やターナーに対する
ラスキンの思いなどを聞かせていただきながら、ラスキンについての話は続きます。
ともやすさんが印象に残ったというおびただしいラスキンの岩山の絵。
評論家でありながら、優れたデッサン力もあったラスキン。
地質が好きで、好きすぎてよく観察して、それを残さずにはいられないので
描いたという岩山の絵だそうです(笑)
よく観察して、その内に潜在している美しさを見抜いて、それを記録する腕もあったようです。
きっと、ラスキンが言っていることは、
美は、絵画の中にもある、詩の中にもある、文学の中にもあるけれど、
大自然の中にもある、山だったり、草だったり、建物だったりの中にも等しくある。
その延長線上で美術を批評するので、言葉も強く説得力があるのではないか
と佐々木さんは言います。
そして、そして、あまりにも盛り上がりすぎて……
ラスキンの話だけで、時間になってしましました!
到底、展覧会の紹介まで行きつかないっ
続きは次週!
「ラファエル前派の軌跡(後篇)」お楽しみに!