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7月, 2019の投稿を表示しています

マリンバに潜む文化の響きとその歴史 Vol.1(ゲスト:マリンバ奏者SINSKEさん)

7月28日(日)の放送は、番組DJの佐藤ともやすが、 数年前から交流のあるという、マリンバ奏者のSINSKEさん。 今回は、レストラン茅乃舎 「スローなる夕べ ~Special ver.~」で 福岡にいらしたタイミングで番組にご出演いただきました! ■■■■■ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 ■■■■■ ヨーロッパでソリストとして、オーケストラとの共演を重ねながら 2003年に帰国。その後、幅広く活躍をされているSINSKEさんは、 メディアでも「関ジャム 完全燃SHOW」「題名のない音楽会」、 Eテレ「ムジカピッコリーノ」等の出演や、雑誌などにも多数取り上げられ ています。 全世界いろんな所で演奏されるSINSKEさんは、 その土地での空気、場所で変わる音を、どう生かすかを 考えて演奏をされるそうです。 この会場だからこそできるこの音楽があると楽しんで、 即興もスタイルが変わったりするそうで、違う会場で 演奏できることの喜びがそこあると言います。 一期一会の演奏を心がけ、ひとつ、ひとつ毎回新しい物を お客さんに届けられるように意識しているそう。 以前この番組にもご出演いただいた 尺八演奏家の藤原道山 さんとの 演奏についてのお話しも聞かせていただきました。 放送では、SINSKEさんの デビュー15周年 「プレイズアベマリア」から ◇アヴェ・マリア カッッチーニによる ウラディーミル・ヴァヴィロフ ◇シューベルトのアヴェ・マリア などお届けしました。 15周年記念アルバム、 シューベルト、マスカーニ、グノーをはじめ、 世界に散らばるあらゆる「Av e Maria」作品から厳選した楽曲を、 マリンバ演奏のためにリアレンジした 「Prays Ave Maria」のご紹介から…… この世界に入るきっかけとなった師匠でもある 安部圭子さんに曲を書き下ろしていただき、

「アートフェアアジア福岡2019」(ゲスト:Gallery MORYTA 森田俊一郎さん)

7月21日(日)の放送は、世界各国からアートギャラリーが集結する現代アートの祭典、 「アートフェアアジア福岡2019」 を、 ギャラリーモリタ の森田俊一郎さんにご紹介いただきました。 そして、三好Pに代わりこの日は、番組アシスタントにアイドルグループ、 QunQunから小田樹(オダミキ)さんが参加しての放送回です。 ■■■■■■ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 ■■■■■■ OCOV2回目の登場、アートフェアアジア福岡、実行委員長の森田さん。 昨年お話しいただいた内容も振り返りながら「アートフェアアジア福岡2019」 について伺います。 今年で5年目を迎えるアートフェアですが、年々参加するギャラリーの数も増え、 それに伴い来場者数も増えていっているそうです。 ―森田さん  アートフェアをスタートした2015年、アート購入額の驚きのデータを見たんです。 アメリカ2兆8000億、イギリス、中国が1兆6~7000億 に比べ、日本は500億。それは、逆にこれからの日本のアート市場に可能性を見出せたんです。 回を重ねるごとに、多くの人の関心が、芸術文化に向かっているのではないか と感じてます。 日本では、アートは美術館で見る だけ のものという感覚が大半で アート(絵)を購入する人が少ない。 それは、これまでの日本では、アート(絵)をインテリアとしてしかとらえてこなかったからではないかと。 アートは購入して、自分の人生に取り入れることで、見る視点も変わってくるし 作品から得る情報も違ってくると森田さんは言います。 ホテルオークラ福岡の9Fの38室1つ1つがギャラリーとなるアートフェア。 美術館で見るのとは違う「もしかしたら、自分の物になるかも?」 というワクワクを感じられます。 ー森田さん  どういう空間を作り上げているギャラリーなのかの違いも楽しめるし、 どの空間が自分に合っているん

伝統芸能×サーカス「線香花火」(ゲスト:福岡市文化芸術振興財団 但馬 美紗さん)

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7月14日(日)は、 福岡市民文化芸術祭 のオープンニングイベントとして開催される 日本の伝統芸能とサーカスが融合する「 線香花火 」に迫ります。 ■■■ この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、 共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 ■■■  この日は、ともやすさんが、行った Ginza Sony Park で開催中の 「音楽が歩き出した日」から40年。ウォークマン40周年を記念した プログラム” WALKMAN IN THE PARK” の紹介から。 時代によってのウォークマンの違い(歴代ウォークマン約230台がそろってるそう) 人とウォークマンとの接し方の違いなどが興味深かったそうです。 ぜひ、ちょっとだけ年齢の違う人と行くと楽しいですよっ というお話でした。 さて、今週は日本の伝統芸能とサーカスが融合する 「 線香花火 」について、公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団、事業課 事業コーディネーターの但馬美紗さんにお話しを伺いました。 【福岡市民芸術祭】 。芸術の秋に毎年行われる、市民の皆さんの さまざまな文化の発表の場で、今年で56回目を迎える催しです。 そのオープニングイベントとして、昨年、話題を集めた「線香花火」は、 今年さらにバージョンアップして開催されます。 元々は佐賀県嬉野温泉、和多屋別荘の日本庭園での企画”箱庭の芸術祭” での演目をホールの舞台で行うためにリメイクされたといいます。 「日本伝統芸能」と「現代サーカス」のアーティストが混ざり合う ライブパフォーマンス。 「・・・?!    ってどういうこと?」 と、 番組内で何度もとやすさんが聞いた、 この「線香花火」ですが、 線香花火の刻々と変わる燃え方を、人の一生に重ねあわせ、 はかなくて、美しい世界感を音とパフォーマンスで表現しています。 アクロバット、ジャグリング、タップダンスなどのパフォーマーと、 三味線、尺八、琴、書道、日本舞踊などの伝

「ラファエル前派の軌跡」久留米市美術館(ゲスト:学芸員 佐々木奈美子さん)

7月7日(日)七夕の放送は、「行ってみよう!美術館散歩《久留米市美術館編》」 展覧会「ラファエル前派の軌跡」を先週に続きお届けします。 --------------- この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 -------------- 久留米市美術館に潜入して、「ラファエル前派の軌跡 ― ターナー、ラスキンからロセッティ、バーン=ジョーンズ、モリスまで」を 学芸員の佐々木さんにご紹介いただきました。 当時の美術教育の主軸をなす、ラファエル という作家の代表的な画風に 対して生まれたイギリス美術のムーブメント 「ラファエル前派」 ですが、 ここに支柱となった美術評論家のラスキンの力が加わり、 その後のイギリスの美術シーンが多様化していきます。 ぜひ、 先週の導入部分 と、今週とセットで聞いてください! 当時、イギリスの産業革命で起こった時代の変化。 経済が急激に発展して、人々が合理性や効率性を求めたときに、 手の仕事が急速に失われていくのを見たラスキンは、 そこに美しさを見出し、これは残していくものであり、 ちゃんと評価の俎上に上げるものと判断した……。 ー三好P  2019年の今、この展覧会がある意味は ここ にあるのかな と僕は思いました。 ー佐々木さん  そこを見ていただけるとホントに嬉しいです!! 19世紀の古き良き時代の絵画を観てくださいっていうのも、もちろんあるんですが、 当時、彼らが抱えていた問題意識とか、この絵が生まれた背景とかっていうのは、 今の時代だからこそ、アクチュアリティがあって、同じ問題意識なのかなっていうはありますよね。 それが、石炭なのか、機械なのか、重工業なのかっていうのと、 今だと、AIとかなのでしょうか。 私たちは、大きな時代の変化の中で、戸惑ったり、不安になったりしますよね。 ラスキンの著作も、最初は熱狂的に、若い層にも受け入れられ読まれていました。 その