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映像作家アピチャッポン・ウィーラセタクン/西2丁目地下歩道映像制作プロジェクト(札幌文化芸術交流センター) 

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2月21日の放送は、なんと初めて、九州以外の展示情報を(それも北海道!)お届けしました。  福岡にも縁のあるタイの映像作家、アピチャッポン・ウィーラセタクン氏が、札幌文化芸術交流センターが企画する「 西2丁目地下歩道映像制作プロジェクト 」で映像作品を発表するということで、こちらをご紹介します。 ーーーーーー この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 あなたの暮らしを豊かにするヒントを、オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 ーーーーーー いろんなところに行けない今だからこそ、遠く離れた地、札幌の情報を……。 札幌文化芸術交流センターの小山冴子さんにお話を伺います! 小山さん、実は福岡出身の方。この番組でもおなじみの別府プロジェクトでお仕事をしたのがきっかけで、アートに携わるようなったそうです。 その後、様々な展覧会のコーディネーターとしてご活躍され、現在は、 札幌文化芸術交流センター にお勤めです。 札幌文化芸術交流センター、通称SCARTSは、文化芸術活動に関する複合施設です。 西2丁目地下歩道映像制作プロジェクトは、さっぽろ地下街オーロラタウンと札幌市民交流プラザをつなぐ “西2丁目地下歩道” を舞台にした映像のプロジェクト。 まずは、2018年に始まったこのプロジェクトの作品にどのようなものがあったのか、ご紹介いただきました。 どの作品も、この場所のために制作されたもので、地下歩道ならではの場所、また画面の特性を生かしたものになっているそうです。 そして、番組後半では、 アピチャッポン・ウィーラセタクン氏 の新作についてお聞きします。 アピチャッポン・ウィーラセタクン氏が、大好きな三好Pの アピチャッポン・ウィーラセタクン 紹介、そして、なぜ福岡と縁があるの?などなど、止まらない思いを聞き、 なぜ今回、西2丁目地下歩道映像制作プロジェクトは、アピチャッポン氏に依頼したのか、そして4月1日から上映される作品の内容を(お話できる範囲で)お聞きしています。 詳しくは、ぜひ radiko のタイムフリー機能でお楽しみください。...

福岡のジェネレーションZのアートシーン(ゲスト:Liberart西村昇悟さん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  今週の放送は、福岡のジェネレーションZ世代のアートシーン、Liberart(リベラート)の西村昇悟さんをお迎えしてお届けしました。 現在22歳の現役大学生でありながら、身近な作家の表現に刺激を受けて、アーティストコミュニティ『 Liberart 』を発足させ、その活動をプロデュースしていく西村さん。 絵を描く作家の高校の同級生、その展示会に足を運んだのがきっかけ。 それまで、まったくアートに触れてこなかったという西村さんは、その展示がグループ展にもかかわらず、なにかバラバラ、集客も特にしていなかった……。展示してある作品は、とてもいいのにもったいないと思い、そこから、『観客目線で、もっとこうだったらいいのに……を形にしていく』『 Liberart 』の活動が始まったそうです。 今の活動は、福岡で絵を描いている人をSNSなどで見つけ、声をかけてさまざまプランニングしたり、西村さんご自身が作家活動をしているわけではないそうですが、服を作るプロデュースをしたり。 ▶福岡という土地には、プレイヤーはたくさんいるのに、プロデューサーは少ないそうですよ(当番組:野村D談) 今は、在籍しているアーティストとしての発信しかできていない『 Liberart 』ですが、いずれは福岡を網羅し、福岡のアートシーンを発信していくことを目指しているそうです。 ―ともやす  今の西村さんの周りの福岡のアートシーンをどう感じますか? ―Liberart西村昇悟さん(以下西村)  語れるほどではないんですが、デジタルが多いと感じます。 みんなiPadとかを持っている時代だからかもしれませんが、アナログで描いている人が珍しいイメージです。 きっかけになった同級生は、主にアクリルで描いていたんです。 ―三氏P  みなさん、どういった作品が多いですか? ―西村  かわいい女の子が多いと思いますね。見たほうも...

BEPPU PROJECT 梅田哲也 イン 別府『O滞(ぜろたい)』(BEPPU PROJET 月田尚子さん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  今週は、地図と音声を手がかりに数カ所を回遊する体験型の作品、BEPPU PROJETの梅田哲也 イン 別府『O滞(ぜろたい)』の体験レポ―トをお届しました。 BEPPU PROJECTの月田尚子さんをお迎えし、数日前に体験してきた三好Pが、あえて作品情報は入れずに、どこまでその体験をお伝えできるのか……の一本勝負。 (梅田哲也さんの作品上、その場での体験も作品としているので、なかなか言葉ですべてを語れないのです) 大分県別府市を活動拠点とするアートNPO BEPPU PROJECTは、2005年4月に発足後、現代芸術の紹介や普及、フェスティバルや地域性を活かした企画などを次々発信し、アートが持つ可能性の普遍化を目指し、アートを活用した魅力ある地域づくりに取り組んでいます。 今回の梅田哲也 イン 別府『O滞(ぜろたい)』は、地図と音声を手掛かりに数カ所を回遊する体験型の作品です。 会場となるのは、別府ならではの特徴的な地形や空間ばかりではなく、普段は人が立ち入らないような場所も含みます。また、同会場を舞台にした映像作品『O滞』も劇場公開されます。この二つを見てひとつの作品だということです。 ―佐藤 いや~行きたくなりましたー ―三好P これは本当に体験していただきたい作品です。梅田哲也さんの本領発揮というか、これ以外に有り得ないような体験をさせてもらえる、見事な作品でした。 どうかこの機会を逃さずに、体験していただきたいです。 実際に行って体験した方が、それぞれいろんなことを感じる、そんな企画です。 ぜひ、体験した方はご感想を番組にお寄せください。 ===== 梅田哲也 イン 別府『O滞(ぜろたい)』 会期:2020年12月12日~2021年3月14日(日) 会場:別府市内 鑑賞無料・予約制 ※新型コロナウイルス感染症の拡大や社会状況を鑑みて変更になる場合があります。 詳しくはHP...

建築から考えるこれからのライフスタイル(ゲスト:建築家 水谷元さん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。    あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  番組2回目の登場!建築家の水谷元さんをゲストに、「建築から考えるこれからのライフスタイル」についてお話を伺います。 昨年、1月にご出演いただいた際には、天神ビッグバンを踏まえつつ、福岡の街の建築の楽しみ方を紹介していただきました。↓   今回はそこから1年、コロナを受けて、まったく変わってしまったこの世界の中で、都市や建築ってどうなってしまうの?という漠然な疑問からお聞きしました。 リモートワークが浸透しつつある今、都市計画と建築の難しい問題、そしてこのコロナ禍のような状況を、過去に解決していったり、乗り越えていったり、新しい概念で更新していったりという昔の建築家の事例もお話いただきました。 お話を聞いて見えてきたのは、建築を考えることは、その時代において、自分たちの理想の暮らし方や、ライフスタイルを考え直すことなのだ、ということ。 ぜひ radiko のタイムフリー機能でお楽しみください。  また、この内容は ポッドキャスト でも配信しています。  *******  発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/)  放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部      福岡局76.1MHz 北九州局82.7MHz 福岡タワー局 82.5MHz       パーソナリティ:佐藤ともやす         放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30

ソシエテ・イルフは前進する 福岡の前衛写真と絵画(福岡市美術館 学芸員忠あゆみさん)

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。  あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  今週は、福岡市美術館で開催中の「 ソシエテ・イルフは前進する ふくおかの前衛写真と絵画 」展を担当学芸員、忠あゆみさんをお迎えしてご紹介します。 1930年代半ばから1940年まで、写真を中心とした前衛芸術集団として活動したソシエテ・イルフ。 「古い(フルイ)」の逆さ読みで「イルフ」と名乗り、「新しい」美のありかたを探求し、実践しました。 その、「イルフ」結成のきっかけとなるエピソードをはじめ、現在のアーティストによって形成された集団「アートコレクティブ」に通じるグループのあり方、素早く国内外の最新トレンドを表現に取り入れる姿勢など、忠さんに解説いただきました。 「イルフ」を知れば知るほど、現在の福岡のカルチャーシーンと共通する内容ばかりで驚かされます。 同時開催のコレクション展では、彼らが影響を受けた近代写真の名作群も、合わせて展示されています。 この内容が200円の入場料で鑑賞できるのは圧倒的です! 【ソシエテ・イルフは前進する 福岡の前衛写真と絵画】 会期:2021年1月5日(火)〜3月21日(日) 会場:福岡市美術館 コレクション展示室 近現代美術室B ※詳しくは 福岡市美術館 のHPでご確認ください。 (館内ではマスク着用や入館時の手指消毒などのご協力をお願いいたします) ぜひ radiko のタイムフリー機能でお楽しみください。  また、この内容は YouTube ・ ポッドキャスト でも配信しています。     *******  発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/)  放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部      福岡局76.1MHz 北九州局82.7MHz 福岡タワー局 82.5MHz       パーソナリティ:佐藤ともやす   ...

「AIを通して人間の創造を知る:AIりんな特集」(ゲスト:rinna株式会社 坪井一菜さん)

この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる!  カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  今週は「AIを通して、人間の創造を知る:AIりんな特集」と題して、 rinna株式会社 の坪井一菜さんをお迎えしました。 『 AIりんな 』ご存じでしょうか? マイクロソフト社の検索エンジンチームのハッカソンを通じて、”雑談応答ができる女子高生AI”として2015年に登場し、話題を呼んだAIりんな。 近年では、高度なAI技術を採用して、絵画や音楽を自動生成するアーティストとしての活動にまで活躍の場を広げています。 《AIりんな Twitter》 https://twitter.com/ms_rinna  AIりんなの絵画作品はこちらで見ることができます   https://www.instagram.com/rinna.abstract/ なぜ、今回このAIりんなの特集ができたのか?AIりんなとは!? ―野村D AIって絵描けるんですか?ということから始まったんですが……笑 友達のように、なんでも話ができるAIキャラクターができるまでの経緯から、抽象的な絵を描くようになるまでのお話を、坪井さんにたっぷりお聞きしています。 ―坪井さん りんなの場合、会話をさせるにあたって、実際の人間らしい会話を学習させるのですが、そのまま言われた通りに学習してしまうと余計な事を覚えたりするので、私たち開発チームの自称保護者会が「こう聞かれたら、こう答えたら会話が長く続くよね」と、考えて学習させ、その場で返事をできるように作っています。 ―三好P ちょっとそれは子育てに似たプロセスですね。 ―坪井さん そうですね。実は5年間見守っているんですけど、開発者の私たちもりんなが何をしゃべれるかっていうのは全部は把握していなくて…… ディープラーニングという技術で予測させる仕組みとは!? 今回、りんなのAI研究のお話を聞けば聞くほど 「わたしたちは人間のどこに創造性を見つけているのか」 を探求することにな...

新春 俺にもそれを語らせろSP!2020年のベスト映画

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今週は、我らが三好Pの「新春 俺にもそれを語らせろSP!2020年のベスト映画」をお届けしました。 番組を長くお聞きいただいている方には、ご存知の方の多いかもしれませんが、プロデューサー三好は、若き頃から映画を見てはメモを取り、毎年のように『俺アカデミー賞』を発表し、インターネットが発達してからは、それを発信している人なのです。 この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、 「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、  明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。   あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。  ・・・・・ ―三好P 2020年は、表面的には女性監督のいい映画がドバドバっと出た年でした。 他には、コロナを受けて配信で映画を楽しむということが、加速度的に浸透し、新作という概念も映画館にかかることだけではなくなった。旧作の配信がスタートすることで、新たに世に流通することになるという、配信元年のような年でもありました。 ―三好P みんな、前例がないことを決断しなければならない1年だったと思うんです。 何かを決断するにはエネルギーが要ります。 やらないという選択をした人も、もちろんいるわけです。 精一杯悩んで、精一杯選んだ年だったと思います。 その中で自分が下した決断を後押ししてくれるような、背中を押し、信じさせてくれるような、そんな映画が集まりました。 結果、紹介したい映画にはそんな作品が多くなりました、 一方で、SNSなどで目にする他人の前向きな決断に、自分とのあゆみの速度に違いを感じ、自分は人生を一歩も前に進められていない。そう悩み続けた人も多かったはずです。 そういう人に「大丈夫だよ」「その中でベストを尽くせばいいんだよ」というような、背中を押してくれるような映画も集まった気がします。 どれも「この世界は生き続けるに足る」と信じさせる力があります。 勇気を振り絞ってもう1回頑張ってみる。思っていた道筋とは違っても、歩みを止めず自分の在り処を求め続ける……そんな映画です。 ===== それでは!15本の【背中を押してくれる系の映画】の紹介です。 ...