Manami Uetake photo exhibition「Pixeillance」(ゲスト:写真家 上竹真菜美+ ツカノマレーベルこまきめぐみ)

福岡市大手門のギャラリーエウレカで開催中。ツカノマレーベル企画による、上竹真菜美写真展「Pixeillance」をご紹介します!

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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、
「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! 
カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 

あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 
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写真家の上竹真菜美さん、ツカノマレーベルのこまき めぐみさん、お二人のゲストをお迎えしてお届けしました。
始めに、こまきさんのツカノマレーベルとしての活動。
そして、上竹さんの普段の活動、これまでの作品についてお話いただきました。
上竹さん、現在東京拠点ですが、今年の後半はベルリンで活動する予定だそうです。そのベルリンの印象についても交えながら、お二人のこと、出会いなどをお聞きしました。

後半では、今回の展示「Pixeillance」について。「Pixeillance」は、Pixel(画素)に Surveillance(監視)を合わせた造語だそうです。

上竹さんは、2015年くらいからiPhoneで撮っていた街中のスナップを、今回企画をもらって、改めて言語化できるように考え動きだしたそうです。

―三好P  文学作品との連続という「ツカノマ」マナーがあるそうで……

―こまきさん  企画は、いつも私が作品を見てから、こういうのをしたいなと考えるパターンが多くて……。今回は上竹さんの作品を見て、なにかやりたいなというのがありつつ、太宰の作品を読んてで、これで何かやりたいなとも思って。
太宰治の『待つ』という、戦争文学というジャンルに入れられているものですが、主人公の女性の独白形式で進んでいく短編小説です。
この主人公の女性が、駅の前に行ってさまざまな人々の光景(人間模様)を見てなにかを待っている。何を待っているのかわからない。
誰かを待っているのかもしれないけれど、それは人じゃないのかもしれない。それを毎日繰り返す、だたそれだけの話なんです。
本編を通して観察する側だった女性なんですが、最後の数行で「私」自身も「見られる」者だったという。「見ている」者がいて、そこには必ず「見られている」者の存在がある、というとらえ方を私はしたんです。
そこで、上竹さんの『Pixeillance』と結び付け、中心に据えつつも、太宰治『待つ』を導入とすることで、展覧会を見た方が作品を通して被写体を「見る者」であり、かつ「見られる者」であることを感じてもらいたいなと。
この企画をこまきさんから提案された上竹さんと、そのやり取りなど、お二人の声でぜひお聴きください。


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