ミックスする和のカルチャー博多金獅子太鼓 筑紫珠楽
あけましておめでとうございます。
今年も、あなたの暮らしを豊かにするアート・カルチャーのラジオ「OUR CULTURE, OUR VIEW」をどうぞよろしくお願いいたします!
「ミックスする和のカルチャー博多金獅子太鼓 筑紫珠楽」 ゲストに博多独楽の継承者であり、博多金獅子太鼓で世界を巡る筑紫珠楽さんをお迎えしました。
筑前博多独楽の地方(伴奏)としてあったものを、先代が独立させ結成したという博多金獅子太鼓。
海外に住んでいた珠楽さんは、ジャズや、オーケストラとのコラボをしデビュー、その後はハリウッド映画の音楽を担当したり、ミュージカルなど幅広く活動されています。
ハリウッドの映画に映画音楽で7本。ミュージカルには出演も……
★珠楽さんの携わったミュージカル→『地球ゴージャス 二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」』
1年の3分の1は海外公演という生活だったそうですが、このコロナ禍で、どれだけの公演が延期・中止になったことか……
こんなに休んだことがないという珠楽さん、夏場は、1か月以上キャンプ場にいたりしたそうです。
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博多金獅子太鼓は、14~5個の和太鼓をドラムセットのように組んで音階分けし、一人で演奏するスタイルだそうですが
―珠楽さん 海外で活動してわかった理屈がひとつあって、日本のリズムもジャズのスイングも共通している演奏の仕方がある。祭りばやしとジャズのスイングは同じなんです。
ですから、伝統芸能としてより、純粋な楽器として和太鼓がミュージシャンに認められたことが先だったのではないかと。
―佐藤 珠楽さんの扱う太鼓は、他の太鼓と作りが違うんですか?
―珠楽さん 実はあります!
これまで、和太鼓関係者から聞かれなかったので、答えたことがなかったんですが。楽器店にお願いして倍音調整できるようにしています。
ホール、屋外とで調整ができるようにと、キーチューニングができるようにしています。
―珠楽さん これは、昨今の和太鼓ではできないんですが、日本の能などの地方(伴奏)がやっている太鼓はできるんです。
実は、日本人が代々やってきたことには、すごくこだわりが詰まっているんですね。
それを、改めてきちんとやり直したということかもしれません。
―三好P 伝統芸能になる理由がそこにはきちんとある。
―珠楽さん 始まったときは、どれも新ジャンルなんです。それが繰り返しやられていくことで伝統に変わっていく。それをどういう風に、その時代に合わせて作っていくかも大事
なんですが、その根本、大事なとこは変えない。
―三好P 伝統芸能の継承者がその時代を見ながら、必要に応じて本質を残しつつアップデートしていく。その選択を正しくしていくこと、その作業の継続が今なわけですもんね。
―珠楽さん まさに!その繰り返しですね。
どんなステージになるのか、見どころを野村Dが紹介してくれました。
ヒップホップよりなJ-POPと、和太鼓の融合ステージにぜひ足を運んでみてください。
そして最後に、珠楽さんの今後の目標をお聞きしました。
―珠楽さん もし渡航できるようになれば、中止になった海外公演の実現や活動30周年記念の公演をもう一度やりたい。
後、回り切れていないキャンプ場に行きたい(笑)
(実はキャンプ歴15年ほどのベテランでした)
ぜひradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
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