『藤田嗣治と彼が愛した布たち』特集-2(ゲスト:福岡市美術館 学芸課長 岩永悦子さん)

先週に続き、福岡市美術館から『藤田嗣治と彼が愛した布たち』をご紹介します!


この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、
「文化の楽しみ方」が わかる、見つかる、共有できる! 
カルチャー、アートプログラム、 明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。 

あなたの暮らしを豊かにするヒントを、 オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、 はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。 


乳白色の美しい肌を描いた、裸婦像という代表的な作風の裏に隠された布への愛着、そこから広がっていく、物の見方を解説いただいた先週(Podcast/注意:音が出ます)から、藤田嗣治が描いた戦争画のブロックへ続きます。

たくさん描かれた戦争画の中から、1点だけお借りして(福岡で戦後初めて)公開されています。
インドネシアを描いた大きな作品ですが、この絵のディテールを岩永さんの推理と合わせて解説いただきました。
布から見た違和感をもとに、藤田の思いを推理していきますよ~

彼から見た世界の繁栄を、緻密に描いていることが想像できる、そんな解説です。

そして最後のブロックでは、藤田が自分で作った洋服や、身の回りの道具をひと手間かけて、自分色を作っていることがわかる数々の展示です。
自分は自分らしくあることに妥協しない。どこをとっても、ぶれがない藤田がわかります。

―岩永さん  今回の展覧会を見た方から「人としての藤田の存在を感じた」と言われます。

―ともやす  今まで見えなかったところが見えてきて、より藤田という人が好きになりました。


このコロナ禍にありながら、海外から作品を借り、オンラインで展示確認などのやり取りをして、この展覧会開催にいたった、そのご苦労もお聞きしています。
ぜひradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。 
また、この内容はYouTubeポッドキャストでも配信しています。 

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発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/) 
放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部     
福岡局76.1MHz 北九州局82.7MHz 福岡タワー局 82.5MHz      
パーソナリティ:佐藤ともやす        
放送日時:毎週日曜日 10:30-
11:30

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