外出自粛期間中のオンラインでの取り組み アジ美編(福岡アジア美術館 石橋祐太郎さん)
4月26日は、不要不急の外出を控えなければならない今、
休館を余儀なくされている、美術館・博物館などの施設が、
独自で行っている取り組みをご紹介します。
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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする、「文化の楽しみ方」が
わかる、見つかる、共有できる! カルチャー、アートプログラム、
明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、
オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、
はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。
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今、行きたいけど、行けない……そんな美術館や博物館が工夫を凝らし、発信している情報を、この番組で取り上げないわけにはいきません。
そこで今週は、福岡アジア美術館の取り組みを、広報担当の石橋祐太郎さんに、お電話をつないでご紹介いただきます。
ーともやす 今、【こういうときだからこそ】の、面白い取り組みをされてますよね。
―福岡アジア美術館 広報担当 石橋祐太郎さん(以下石橋)『おうちでアジ美』というのをやっています。
―ともやす 元々発端はどういうことだったんでしょう?
―石橋 休館中でも、アジア美術館に親しんでもらいたい、という気持ちからスタートしました。
―ともやす 『おうちでアジ美』というネーミングがいいですよね。具体的に教えてください。
―石橋 一つは、現在、展示しているコレクション作品を、SNSを中心に、毎日1点ずつ紹介するもです。
担当学芸が、作品の写真を近寄って撮ったり、いろんな角度から撮ったりし、それを詳細なテキストで紹介しています。
【Twitter】https://twitter.com/faamajibi
その他の取り組みを、順にご紹介していきます。
2.おうちでコレクション展(映像編)
実際に、アジ美の中を歩いているような体験ができる展示風景を、映像で紹介しています。
先に、写真で詳しい紹介を見て、そのあと映像で歩いてみると、より楽しめますよ。
なじみのある作品も、学芸員の解説を聞くことで、違う視点で見ることの楽しみもあるそうです。
3「おうちで知りたいアジアのアート」
2018年に行った一つの作品を学芸員の視点で深く掘り下げた『アジ美研究所』、当時の展示の様子と、コラムなどをご紹介します。
4.「おうちでアートカフェ」
アジ美の図書館1万冊の中から、スタッフが選ぶ本を紹介。アートに限らず、それぞれ個人の視点で選んでいます。
5.おうちで何してる?
レジデンスプログラムなどで、アジ美に滞在したことのあるアーティストさんに、今住んでいる街の状況、制作環境など、リアルな状況をインタビューしています。
6.おうちであぼう
ダウンロードして遊べる、カルタやぬり絵などを紹介しています。
ー三好 芸術作品のぬり絵なので、塗るだけでも、芸術体験が味わえるかと……。
後に、本物の作品を見たときの楽しみもあります。
―石橋 皆さんの視点で塗っていただくというのも、面白いです。
[#おうちであじび おうちであそぼう/インドネシア・バリ在住の画家イ・デワ・プトゥ・モコ≪ワニと友だち≫]
―三好P レジデンスに参加したアーティストさんの近況インタビューは、アジ美ならではですね~。これはコロナが収まっても続けてほしいですね。贅沢なコンテンツですよー。
―ともやす 反響が大きいのはなんですか?
―石橋 SNSで発信しているので、ぬり絵は、みなさんが塗った作品を、その後投稿してくれたりと、双方向での発信ができています。この動きは、これから、もっと進んだらいいなと思っています。
≪黒象に乗った男≫ バングラデシュのポトと呼ばれる絵巻物の一場面を描いた作品]
ーともやす 更新されるコンテンツも、毎日何か新しいものが楽しめる流れですね。
―石橋 スタッフ総出でいろんなことにチャレンジして、ひとり・ひとコンテンツくらいの勢いで、制作したり、発信したり、楽しんでやっています。
―三好P これを聞いたリスナーさん、すぐチェックすると思いますよ。
―ともやす みなさんが、「#おうちであじび」のハッシュタグをつけて、発信することで
楽しんでいる方同士が、アジ美を通じてつながっていくとうのがうれしいですね。
ー石橋 アジ美の外で、みなさんが価値を共有するというのが嬉しいです。
ーともやす 窮地に追い込まれたから、やるという範囲ではないですね。なにか、勇気のようなものを感じます。
―三好P アジ美の良さが全面に出た感じですね!
―ともやす 石橋さんご自身の最近の過ごし方は、いかがですか?
-石橋 在宅勤務になってから、身の回りに当たり前にあることのありがたさを感じています。
丁寧に洗い物をするとか、洗濯物をするとか(笑)
人に会うことができない今、身の回りを見渡してみると、いろんな人のおかげで成り立っているんだなということを、改めて感じていますね。
―ともやす なんか沁みますー。とても分かります。今うちのシンクピカピカなんですよ(笑)
―石橋 生活を、上手に変化させていくことが大事ですね。
―三好P その中に、アジ美の芸術を取り入れていただいて。
ー石橋 まだ、始まったばかりで、今後もどんどんコンテンツを充実させていきたいと思っています。引き続きお楽しみいただければ幸いです。
そして、番組後半は、先週から引き続き、春の新企画
『ホームカルチャーby OCOV』をお届けしました。
増加していくおうち時間に、いかにカルチャーを触れて、生み出し、発信し、共有していくかをOCOVスタッフが語ります。
ともやすさんは、料理する時間が増え、生地からピザ焼き、野村Dは、自家製ヨーグルト作りに目覚めたそうですが、そこに、三好家のヨーグルト事情も明かされる!
3人の中で『発酵カルチャー』が生み出されました。
ぜひradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
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発信局:LOVE FM(http://lovefm.co.jp/)
放送エリア:福岡県全土、熊本、長崎、佐賀、大分、山口の一部と九州北部
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パーソナリティ:佐藤ともやす
放送日時:毎週日曜日 10:30-11:30