福岡文学カルチャーの新スポット!「本のあるところajiro」(ゲスト:書肆侃侃房 藤枝大さん)
6月2日(日)の放送は、書肆侃侃房(ショシカンカンボウ)の藤枝大さんをお迎えして、福岡文学カルチャーの新スポット!「本のあるところajiro」を特集します。
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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする「文化の楽しみ方」が
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今週は、昨年10月に福岡・天神にオープンした出版社が手掛けるカフェを併設する書店「本のあるところajiro」の藤枝さんにお話しを伺いました。
日本文学、海外文学、旅、紀行ものを主に取り扱う出版社、書肆侃侃房。
書店は、小説の他、短歌の歌集、俳句の句集、詩集などに重点を置いてセレクトされています。
出版社なのに、書店運営?本の直売所?
全国でも珍しい展開をする「本のあるところajiro」ですが、自社で出版する海外文学や短歌の本を今後拡げていくためには、
どんな場所があればいいだろうかと考えた末、出来上がった書店だそうです。
ここでしか扱ってない珍しい本も数多くあるので、全国隔地からお店へ足を運ぶお客さんもいるそうですよ。
マニアックで専門的な本を求めている人ばかりが集まるのかと思いきや、
こんな人たちに広がったらいいなぁと、当初イメージしていた20-30代の女性層がじわじわと増えているそうです。
専門書店の硬いイメージがなく、空間や本のセレクトも含めて、フレンドリーで居心地のいい場所になっているからでしょうか。
もちろん、ふらっと来た人も入りやすく、初めての人が手に取りやすい場所に
装丁もかわいらしいエッセイを置いたり。
知りたいという欲はあるけど、一体どこから手を付けていいかわからない
という人を自然にその世界へ引き込む工夫が施されています。
そして、一歩踏み込んだ先には、ずっと短歌を詠んできた人にも、楽しんでもらえるような棚もあります。
入門編により過ぎると、専門的なものを探している人からすると物足りない……
やさしく読めるけれど、すごく深く感じられるもの。
なぜこの人は、この言語が堪能になったのか、そのドラマに惹かれた藤枝さんは、
翻訳家をゲストにイベントを企画し、
あなたがいなければ、この文学を知ることはなかった。
「訳してくれてありがとう」言う場をつくるそうです。
また、たくさんいる若い著者や研究者をお招きして
「すごいもの作ってくれてありがとう!」
と伝える場として、トークイベントも実施しています。
海外文学の読書会では、必ず出る
おもしろい!という意見と
つまらない!という意見。
そんなざっくばらんな雰囲気で進むそうです。
読書会を経て、その作品の背景やエピソードなどを他の人から得ることで、
もう1度読み直し、つまらない!がおもしろい!に変わることもよくあると。
他の人のメガネを借りてもう1度読む。
考えが違う人同士で意見を出し合うことの面白さ
を体感できるそうです。
大きい書店ではできないことをやる「収支の前に意気込み」の書店ajiro。
「読書会にしか参加したことがなかった」
「短歌にしか興味がなかった」
と他の分野に興味がなかった人たちが
ココ、ajiroであっているからと参加するようになり、
当初予想していた客層と違う人たちが、相互で作用し広がっていくことに、
場所の持つ力を感じていると言います。
キラーワード「収支の前に意気込み」を、ぜひ藤枝さんの言葉でお聞きください!
Radikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
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この番組は、毎週日曜の朝にお届けする「文化の楽しみ方」が
わかる、見つかる、共有できる!
カルチャー、アートプログラム、
明治産業プレゼンツ「OUR CULTURE, OUR VIEW」。
あなたの暮らしを豊かにするヒントを、
オリジナルな視点(VIEW)を持ちあわせるゲストとのトークや、
はたまた、パーソナリティが展覧会に突撃したりし、お伝えします。
*****今週は、昨年10月に福岡・天神にオープンした出版社が手掛けるカフェを併設する書店「本のあるところajiro」の藤枝さんにお話しを伺いました。
日本文学、海外文学、旅、紀行ものを主に取り扱う出版社、書肆侃侃房。
書店は、小説の他、短歌の歌集、俳句の句集、詩集などに重点を置いてセレクトされています。
出版社なのに、書店運営?本の直売所?
全国でも珍しい展開をする「本のあるところajiro」ですが、自社で出版する海外文学や短歌の本を今後拡げていくためには、
どんな場所があればいいだろうかと考えた末、出来上がった書店だそうです。
ここでしか扱ってない珍しい本も数多くあるので、全国隔地からお店へ足を運ぶお客さんもいるそうですよ。
(写真:書肆侃侃房のブログ つれづれkankanbouより)
マニアックで専門的な本を求めている人ばかりが集まるのかと思いきや、
こんな人たちに広がったらいいなぁと、当初イメージしていた20-30代の女性層がじわじわと増えているそうです。
専門書店の硬いイメージがなく、空間や本のセレクトも含めて、フレンドリーで居心地のいい場所になっているからでしょうか。
もちろん、ふらっと来た人も入りやすく、初めての人が手に取りやすい場所に
装丁もかわいらしいエッセイを置いたり。
知りたいという欲はあるけど、一体どこから手を付けていいかわからない
という人を自然にその世界へ引き込む工夫が施されています。
そして、一歩踏み込んだ先には、ずっと短歌を詠んできた人にも、楽しんでもらえるような棚もあります。
入門編により過ぎると、専門的なものを探している人からすると物足りない……
やさしく読めるけれど、すごく深く感じられるもの。
人(初心者)を馬鹿にせず、かつ奥深く、内容も硬かったり、緩かったりする
そんなスゴイものであれば、両者に、何らか響くものになるのではないか、と藤枝さんは考えているそう。
そして、このajiroでは、毎週のように読書会や歌会のイベントが行われています。
英語圏ではない旧共産国の文学を読んで、翻訳家の大変な作業を想像し、なぜこの人は、この言語が堪能になったのか、そのドラマに惹かれた藤枝さんは、
翻訳家をゲストにイベントを企画し、
あなたがいなければ、この文学を知ることはなかった。
「訳してくれてありがとう」言う場をつくるそうです。
また、たくさんいる若い著者や研究者をお招きして
「すごいもの作ってくれてありがとう!」
と伝える場として、トークイベントも実施しています。
海外文学の読書会では、必ず出る
おもしろい!という意見と
つまらない!という意見。
そんなざっくばらんな雰囲気で進むそうです。
読書会を経て、その作品の背景やエピソードなどを他の人から得ることで、
もう1度読み直し、つまらない!がおもしろい!に変わることもよくあると。
他の人のメガネを借りてもう1度読む。
考えが違う人同士で意見を出し合うことの面白さ
を体感できるそうです。
大きい書店ではできないことをやる「収支の前に意気込み」の書店ajiro。
「読書会にしか参加したことがなかった」
「短歌にしか興味がなかった」
と他の分野に興味がなかった人たちが
ココ、ajiroであっているからと参加するようになり、
当初予想していた客層と違う人たちが、相互で作用し広がっていくことに、
場所の持つ力を感じていると言います。
キラーワード「収支の前に意気込み」を、ぜひ藤枝さんの言葉でお聞きください!