福岡県立美術館「印象派への旅海運王の夢 バレル・コレクション」〜潜入取材編〜

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今週は『印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション』 
at 福岡県立美術館 〜潜入取材編〜

産業革命期にイギリスの海港都市として繁栄したグラスゴー。
その地に生まれ、海運業により莫大な財を築いたウィリアム・バレルの収集した多彩な美術作品、バレル・コレクション。
その後1944年にグラスゴー市に寄贈されたものの、永らくイギリス本国でしか
公開されていませんでした。

今回は、フランス絵画を中心に、同コレクションでも重要な位置を占める、スコットランドやオランダ人画家の作品と、グラスゴー市内にあるケルヴィングローヴ美術博物館所蔵のルノワールやゴッホなどによる作品もあわせ、イギリス人コレクターならではのユニークな視点で収集された全80点の作品が展示されています。
美術史における写実主義から印象派への流れをたどりることができます。


……ということで、これが日本で見られるのは、最初で最後かもしれない!
その展示の潜入レポートをお伝えします。


会場に入るといきなり現れるゴッホの作品。
そして、このセクションの作品は、
この時代にバレルが好んだ、ただ穏やかな情景、目の前の光景を描いた
作品。


現代美術が好きで、一般的に「よくわからない(言われる)もの」の
先の意味をひたすら読み込むのを楽しむ三好Pは、
ただ素敵な情景を描いた絵を見せられると、
寓意が込められたものと、そうではないものの対比で、戸惑いを感じると……。

写実的な人物の表情を読み取り楽しむともやすさんと、
その先の意味を探すみ方をする三好Pとの
正解なない絵画の見方が楽しめる潜入レポートです。


同じ作家の描いた、二つの違う時代の桃の絵が気になって仕方がない……。
バレルは、この2つの絵をどのタイミングで買ったのか……
そんなことが気になって仕方ない二人でした。


ともやすさんには見やすくて、
想像力が広がっていく展示だったようです。


今回は、あえて学芸員の方の解説なしで、
好き勝手思ったことを口に出しながら
見て回りました。


バレルの正体が見えてくる瞬間があり、
人となりを想像させる

一環するスタイルが見えてくるからこそのおもしろさ、
忙しいバレルさんが、目を休め癒されるためのコレクションなのかな?などと。
会ったこともない、歴史の人物のチャーミングな人柄まで感じられる、
バレルの好みが透けて見えてくる、
(勝手に自分たちが感じただけのことですが)
面白い体験でした。


これまで、光景や情景を描いたものの楽しみ方がわからなかった三好Pも
楽しみ方を見つけたようですよ。


ちなみに音声を聴きながら、このページのセクションを追うと
おもしろいですよ。



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福岡県立美術館
印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション
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会期 : 2018年10月12日(金)〜12月9日(日)
休館日 : 月曜 ただし12月3日(月)は開館
開館時間 :10:00〜18:00 最終入場は17時30分まで、ただし11月16日(金)は20時まで開場 会場福岡県立美術館 3階展示室
料金 : 一般:1,400円 (1,200円)  高大生:800円 (600円)  小中生:500円 (300円)
※( )内は20名以上の団体料金及び前売料金



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